栄|立ち飲み限定!昼飲みも可能な酒場が提供するせんべろがヤバ過ぎる
私たちを取り巻く文化は少しずつ変化してきたと思いませんか?
満員電車に揺られることなく自宅で好きな時間に仕事ができたり、財布を持たずとも買い物や食事を楽しめるようになったりと、漫画などで描かれていた未来は少しずつ現実味を帯びてきたように感じます。
食事は座って食べるもの、お酒は夜に飲むもの。否、立ち食いに立ち飲みの気軽さ、昼飲みの背徳感は何事にも変え難い魅力の1つになったと思います!
今回はさまざまなシーンで利用できる大衆酒場をご紹介していきます!
麻雀の点棒が料理とお酒に早変わり!他にないせんべろが魅力の「神田屋 魁(かんだや さきがけ)名古屋栄店」
栄のど真ん中にあり、アクセスの良さは超優秀
お店があるのは中区栄。名古屋で何か欲しいもの、食べたいものがあれば栄に行けば間違いないといっても過言ではないほどのさまざまなお店があらゆる場所に点在しています。長くこの街とともに発展してきた百貨店、新たに建設が進む商業ビル、路地裏やビルの中にひっそりと佇む人気のあのお店というようにその規模や時代を越えて栄という街は構成されていると思います。
ちょっと見ない間に大きなビルやマンションが建っていたり、いつの間にかお店が変わっていたりするところは親戚の子に近い感覚があるんですよね。いつの間にそんな大きくなったん?!みたいなちょっとした驚きがあります。
名古屋に住む人はもちろん国内外を問わず観光客も多く訪れることから競争も激しく、名古屋だけでなく全国各地で人気を馳せるお店が栄にお店を出店していますよね。
お店はなんと栄の中でも百貨店と商業施設がズラッと並び、最も人通りが多い大津通沿いにあります。大津通を栄から矢場町方面へ歩いて5分かからないほどでしょうか。矢場町から歩いた場合も大体5分ほどで到着するかと思います。
1階にナイキの入ったビルの脇にある地下へと続く階段を下りたところに今回ご紹介していく「神田屋 魁 名古屋栄店」さんはあります。
名古屋に住む方ではあれば1度は歩いたことのある場所だと思うのですが、地下への入口は見落としがちなので、人混みは大胆に掻き分けて進みながら、視線は慎重にお店を目指してくださいね。
店内はパッと開けており、開放感があって明るい雰囲気です。大衆スタンドという名の通り店内の一部には昭和レトロを感じされるポスターがありながらも、大衆感が出過ぎておらずに清潔感があって和の温もりを感じます。
若者から女性、仕事終わりのサラリーマンをまさに老若男女がフラッと訪れることができる空間になっていますね。
そしてこの空間の中に設けられているのが立ち飲みエリア!立ち飲み専用のカウンターが用意されており、今回はこちらで心行くまで晩酌を楽しんでいきます!腰を据えて飲むのもいいけど、立ち飲みって良いですよね。気軽にフラッと訪れることができる、コスパが良い場合が多い、個人的には立ち飲みだとなんとなく少し普段と比べて酔いにくい気がしています。あと立って飲めば同時にカロリー消費してるので、気休めですが罪悪感も抑えられるというこじ付けも可能です。(笑)
名古屋は五大都市にも数えられる栄えた街だと思うんですが、他の都市と比べると酒場事情に関していうと少し劣っている部分もあると思うんです。名古屋を縦横無尽に飲み歩いている私が1つその理由を挙げるとすれば、それは立ち飲みの少なさ。ただ近年はそんな名古屋にも立ち飲みのお店がじわりじわりと増えてきており、こちらは栄のど真ん中に誕生した絶好の立ち飲みスポット!その魅力、とくと味わいたまえ!
立ち飲み利用する場合は入店時に店員さんのその旨を伝えると案内してもらえるので、立ち飲み立ち飲みと呪文のように頭の中で唱えておくことをおすすめしておきます。
圧倒的なコスパの良さ!その中でも群を抜くのが立ち飲み限定のせんべろ!
ひとまずメニューを見ていきましょうか。まず見ていくのはフードのレギュラーメニュー。
これぞ居酒屋の定番メニューという料理がラインアップしており、そこに少し趣向を凝らしたものが見受けられますね。いつもと違うだけで興味を引かれて注文したくなります。そして何より注目なのがそのお値段で、どの料理も500円前後!ここは名古屋随一の繁華街である栄のど真ん中だぜ?!本当にこの値段でいいの?と心配になるくらいにお値打ちです!ありがとう!
ドリンクメニューもフードと同じように居酒屋の定番メニューがしっかりと揃っており、どれも500円前後でお値打ち!本当にありがとう!全国の酒飲みの皆さん、乾杯の準備はできてますか?と言わんばかりです。
それでいながら、現代の大衆酒場らしく映えるドリンクがあるところもいいスパイスになっています。ここまでがレギュラーメニュー。ここまででも大衆酒場の片鱗が十分伝わってきますが…。
こちらが立ち飲み限定のせんべろメニューだああああ!!!ふううぅぅー!!!テンション爆上げですが、大事なところなのでそのシステムについてしっかりとご説明していきます。
麻雀に使われる点棒1本ごとにフード、ドリンクと交換できるシステムとなっています。1点から最大3点までのフードとドリンクがあり、最初に10本の点棒を店員さんから受け取ります。注文はモバイルオーダーとなっているのでスマホで注文を済ませ、注文したものが届いたタイミングで、点数分の点棒を店員さんに渡すという流れです。ちなみに私の好きな麻雀の役はチャンタという役です。
メニューの右上に記載がありますが、2人以上でもシェアは禁止、1日1回のみの利用などの注意点があります。点棒10本でそのお値段はなんと1100円!これ、めちゃくちゃお得ですからね?!
極論をいえば1点のドリンクならば10杯飲めるということ。そんなことしたらせんべろではなくせんべろんべろんになってしまいますが、その10点の使い方はあなた次第!ここまで自分でカスタマイズ可能なせんべろが今まであったでしょうか?ワクワクと胸踊られながら、今宵の宴を始めていきましょう!
最大10杯飲める?!神田屋のせんべろの魅力を徹底追及!
点棒も準備してもらったところでえっほえっほとドリンクを注文。2点分使ってハイボールをお願いしました。ちなみに先ほど今宵の宴を始めるなんて言いましたが、この時の時刻は15時30分。こちらは昼飲みが可能なのです!
私は兼ねてより昼から飲むお酒は普段の倍は旨いという非科学的な理論を提唱していますが、これに賛同してくれる方は一定数いるはずなので、昼飲みという背徳感を感じつつ優勝していく所存です。
せんべろのお酒だから味がどうこうとかは一切ございません!炭酸バチバチでウイスキーをしっかり感じる爽快感ある1杯で、どんなつまみも抱擁するように受け止めてくれるでしょう。
ハイボールに浸っているとおつまみがやって来ました。私がハイボールに合わせるべく注文したのは「パクチーよだれ奴」。こちらもハイボールと同じく2点なので、私はここまでで4点を使ったことになります。
おつまみのど定番である冷奴をエスニックにしたような逸品で、たっぷりのスライスオニオンとパクチーが奴の上にドンと乗っており、甘さ強めで後からピリッとした辛さがやってくるタレがかかっています。パクチーは好みがかなり分かれる食材の1つですが、私は普通に食べれるので何ら問題はありません。オニオンの食感とパクチー独特の風味、タレのパンチが効いており、あっさりとした冷奴ですが、インパクトを感じる逸品に仕上がっています。ハイボールが進むぜ。
パクチーよだれ奴と同じたタイミングで注文したとろとろ牛すじ煮込みの少し遅れてやってきました。こちらなんとせんべろメニューの中で最も点数の高い3点のメニュー!なんて高価なものを頼んでしまったんだ…と思いますが、これが実質300円ちょいなんですよね。普通牛すじの煮込みなんてそんな値段じゃ食べられませんからね、コスパの鬼は外じゃなくて内です。
牛すじと厚揚げ、こんにゃくが入った煮込みで小さめではありますが、すり鉢が容器代わりとなってしっかりとした量があります。箸を伸ばすと「こんなにいいんですか?」と思うくらい具がたっぷり入っていて、全私が歓喜しました、よっしゃ!
肝心の味はこの地域の煮込み料理ではあまり遭遇しない塩ベースであっさりとしたお上品な味わい。といっても牛すじという出汁界のトップスターが入っていることから、その旨味をしっかりと感じることができます。その旨味がこんにゃく、厚揚げにも染みていて食べ応えがありますね。それに牛すじもトロトロのプルプルやんけ…!
せんべろの中でも3点をつけるのも頷けるようなクオリティでした!
ここまでで料理2品とお酒1杯で7点を使った私。飲みながらもこの3点をどう使うかを考え続けた結果、ハイボールをおかわりすることにしました。これは、いかにこの10本を使って良い晩酌にするかという戦略的な戦いなのです。2杯目のハイボールも最高ですわ!
残った1点でウーロンハイを召喚!正直普段はあまり飲まない類いのお酒なんですが、私がお酒を飲み始めた頃は結構お世話になった1杯でもあります、ただいま。炭酸でお腹が膨れることもなく、おつまみも選ばないウーロン茶のスッキリとした風味で全てを受け入れる安心の1杯です。
これにてこの日のせんべろは終了!我ながらなかなかいいチョイスができたのではないでしょうか?これで1100円は破格です!
それから数日の時が経ちました。また来ちゃった。この日は趣味の1つである銭湯でまったりのんびり過ごし、体がふにゃふにゃになった状態で訪れました。もちろん事前にしっかりと水分補給をしていますが、それでもお風呂上りのお酒って最高ですよね!この日もこの日でせんべろを所望し、立ち飲みカウンターに陣取りました。
モバイルオーダーを済ませ、必要な点棒を事前に用意しておくことでスマートさを見せつけていきます。何度も利用していればもう慣れたもんです。
この日もハイボールからスタート!喉が、体がこの1杯を求めていました。ゴクッと飲み干すと弾ける炭酸、キレのあるウイスキーの風味!やはり風呂上がりの1杯は格別で、全細胞が狂喜乱舞しています!
お酒以外にも言えることですが、飲む場所や時間などの環境で味が大きく変化するところも食事の魅力の1つですよね。
まず最初にやって来たフードは「長芋磯部揚げ」。2点のフードです。これでもかと青のりがまぶされている長芋からは食慾をそそる磯の香りが漂っています。
揚げられた長芋はホクホクとした食感で、口に入れて噛めば噛むほどその食感と呼応するように青のりの風味が広がっていきます。ボリューム、食べ応えもあってハイボールのアテにはもってこいで、ジョッキを持つ手が自然と伸びていきます。
ほぼ同じタイミングで「牛はらみのポン酢」も到着。こちらは3点。ネギがたっぷりかけられており、こちらも食欲がそそられるビジュアルです。
整いました!
ひと口サイズの牛はらみは噛み応えがあり、噛みしめればどんどん肉の旨味が溢れ出てきます。これは!と思った料理は飲み込むのが惜しいという衝動に駆られることがありますが、それに近いものを覚えました。これずっと噛んでたら永遠に酒が飲めるんじゃないか。
牛はらみということ食べ応えがありますが、たっぷりかかったネギにポン酢とあっさり系の味わい。満足度の高い逸品です。
この2品を前にしてハイボールは一瞬にしてなくなったので、1点の酎ハイを注文。2つ分を一気に注文した理由は単純明快、どうせすぐ飲むからです。我ながらこれぞ酒飲みって感じの思考してますね、素晴らしいということにしておきましょう。
プレーンの酎ハイなんて久しぶりに飲みましたが、スカッとしたクリアな味わいでこの世の全てを無に返してくれます。おつまみは揚げ物にお肉という万全の体制で、いい感じに体内でアルコールが踊り始めました。
最後は前回で同じくウーロンハイで〆ましょう。10本の点棒を用いた酒との余興もこれにて大締め、今回はボリュームのあるフード2品を注文してお酒を多めでお送りしてみました。さまざまな楽しみ方ができるせんべろの魅力を存分に満喫させてもらいました
酒場だけでなく、ランチ営業も◎あなたに合ったシーンで利用可能
改めてになりますが、ここまで選択肢が多く、自由度の高いせんべろは名古屋ではまだ珍しいと思います。
14時という早い時間から昼飲みを楽しむことができ、非常に汎用性の高さも感じるので、立ち飲みでのせんべろだけでなくテーブル席でレギュラーメニューを注文しての宴会もおすすめです。
またお昼の時間は「湊や磯吉食堂」として焼き魚定食を提供されていますので、ランチ目的に訪れてみるのも良いのではないでしょうか?
「神田屋 魁 名古屋栄店」さんでせんべろの魅力に浸ってみてください!
INFORMATION
店名:
神田屋 魁(かんだや さきがけ)名古屋栄店
住所:
愛知県名古屋市中区栄3-15-27 いちご栄ビルB1F
営業時間:
[月~土:]11:30~23:00
[日、祝日]11:30~22:00
※平日ランチタイムは、「湊や磯吉食堂」として営業
※土日祝ランチタイムは「湊や磯吉食堂」「神田屋・魁」両方で営業
Web:
https://www.teng.co.jp/kandaya/
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
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