パラパラチャーハン目指しごはんを水洗いしたらこうなった【コンビニ商品だけでチャーハンを作ってみる第2回】ファミマ「やわらか穂先メンマ炒飯」
もしも発作的にチャーハンが食べたくなったとしても、日本には24時間営業のコンビニがある。
そしてそこでお弁当のチャーハンや冷凍チャーハン……ではなく、どうしても鍋が振りたくなったらどうすれば?
安心してほしい。コンビニにある食材だけで、立派なチャーハンが出来上がるのだから。
ということで連載「コンビニ商品だけでチャーハンを作ってみる」の第2回はファミマが舞台。
油や塩コショウや味の素は、第1回目のセブンイレブンで揃えたものを流用するとして、揃えてみたのは全てファミマPBの「ファミマル」商品だ。
【動画】今回のファミマ「やわらか穂先メンマ炒飯」の作っているもようや感想はこちら
【材料】
・ごはん(国内産コシヒカリ)
・刻み白ねぎ
・ごま油で炒めたやわらか穂先メンマ
・コクと旨みのたまご
【作り方】
1:まず今回、前回の「ベチャベチャ炒飯」があまりにもショックだったので、事前にいろいろ調べてみた。解決策の一つとして、「事前にごはんを水で洗って乾かしておく」というものがあったので、それを試すことにした。
2:ラーメン屋さんの湯切りばりによ〜く水を切って、風通しの良い場所でしばし乾かしておく。
3:メンマは、やや細かく刻んでおく。
4:白ねぎは半パック使用してみた。穂先メンマと一緒にしちゃってOKだ。
5:たまごは豪勢に2個使用してみた。よ〜く溶いて……
6:油を引いた中華鍋から煙が出てきたくらいのタイミングでたまごをイン。
7:すかさず乾かしておいた「洗ったごはん」を投入すると……
8:なんか、たまごかげごはんのような状態になったが、気にせずそのまま強火で炒めると、
9:しっとり目の「黄金炒飯」になっていった。「洗い米」は、とにかく水分を飛ばすのがキモだ。
10:あとは、穂先メンマと白ねぎ、そして塩コショウ&味の素を適量入れて炒めまくる。
11:いい感じで水分が飛んだら……
\(^o^)/ ハイ完成! \(^o^)/
して、そのお味は……
おいしい!
もともとチャーハンにメンマを入れるというアイデアは、私がお蕎麦屋さんで修行していた時代、よく若旦那が「まかないメシ」として作ってくれたメニュー。
そのうち私もまかないの時に「若旦那メンマ炒飯」を任されるようになり、鍋振りのコツなども教わりつつ完全マスター。
実際に作ってもらえたらわかると思うが、“炒飯にメンマ” という組み合わせは、完全に「ウマい組み合わせ」なのである。チャーシューがあればなおよしだ。
また、ごはんのパラパラ具合も、前回のセブンイレブン「焼豚モリモリ炒飯」よりも遥かに良くなった。
「ごはんを洗う」以外に、「たまごかけごはん状態にして炒める」という手法もあり、いずれ試そうと思っていたが、奇しくも「たまご2個に、洗ったごはん(を乾かしたもの)を入れると自然とたまごかけごはん状態になる」ことが判明し、わざわざ試す必要もなくなった。
結果、先述の通り前回の「家チャーハン」よりもお店っぽくはなったが、程度としては「ベチャベチャ」が「しっとり」になった感じではある。
もしも、もう少しパラパラを目指すとしたら、さらに火力のあるコンロを使うか、もしくは、「ごはんをカラッカラになるまで完全に乾かすか」のどちらかとは思う。
でもまあ、このしっとり感も悪くない。もしもベチャベチャ炒飯で悩んでいる人がいたら「ごはんを洗う」、これ試してみるのも一興かと思う。
【つづく】
執筆:チャーハン探求家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24