一流レストランのシェフが推す「国産オーガニック野菜お試しセット」誕生
食材と真摯に向き合い続ける生産者と、おいしい食材を心から求める消費者とをつなげてきた「大地を守る会」。彼らが、素晴らしい食材をより広めるために、一流シェフとコラボレーション。実際にシェフが手に取って感銘を受けた食材を集めた、本当に「おいしい」お試しセットが完成しました。
大地を守る会とは
まだ「有機」という言葉が珍しかった1975年に、オーガニック食材宅配サービスを始めた「大地を守る会」。生産者の手から直接届く野菜は「おいしい」、その声に支えられ49年間多くの消費者に愛され続けてきました。
レコメンドシェフ
【Wakiya一笑美茶樓】
脇屋 友詞さん
15歳で料理の道に入り、赤坂【山王飯店】を皮切りに経験を重ね1996年、【トゥーランドット游仙境】の代表取締役総料理長に就任。2001年に【Wakiya一笑美茶樓】を開く。
【日本橋ゆかり】
野永 喜三夫さん
名店【菊乃井】でキャリアをスタートさせた後、25歳から実家である【日本橋ゆかり】に戻り、三代目として腕を振るう。 02年「料理の鉄人Japan-Cup '02」総合優勝。
【MASA’S KITCHEN】
鯰江 真仁さん
高校在学中から中国料理店で働き始め、そのまま中国料理の世界へ。卒業後は、岐阜【賓宴楼】にて研鑽を重ね、名古屋の中国料理店や神泉【文琳】を経て、08年に【MASA'S KITCHEN】をスタート。
【リストランテ アクアパッツァ】
日髙 良実さん
まだ本場で修業するシェフがほとんどいなかった時代にイタリアに渡り、3年間研鑽を積む。90年に、最も感銘を受けた料理である【アクアパッツァ】の名で、自身の店をオープン。
【リストランテ ホンダ】
本多 哲也さん
専門学校卒業後、【リストランテ トゥーリオ】ほかで修業を積み、97年に渡仏・渡伊し99年に帰国。【リストランテ アルポルト】にて副料理長を務め、04年に【リストランテ ホンダ】を開業。
「大地を守る会」
食材の魅力
風味と甘みが強く◎
「伏田さんのすっぴん小松菜」
“冬の野菜”とされる小松菜が、ハウスで一年中育つだけでなく、夏でもその甘みや香り、風味がとても強く感じられました。歯ざわりもシャキシャキ、えぐみは少なく、有機栽培で生でもおいしく食べられます。虫食いもほぼないと聞いて、たしかに形も綺麗ですし色も鮮やか。僕は毎朝スムージーを飲むのですが、一年を通してこのクオリティの小松菜が手に入るのは嬉しいですね。
(【Wakiya一笑美茶樓】脇屋 友詞さん)
伏田さんのすっぴん小松菜を使った
おすすめの簡単レシピ
『小松菜の翡翠ワンタン』
<作り方>
(ワンタン20個分)
①小松菜200g(4~5株)は茹でて冷水にとり、水気を絞ってみじん切りに。
②ボウルに豚バラひき肉70g、調味料(酒 小さじ1と1/2、醤油 小さじ1/2、塩・胡椒 少々、溶き卵 大さじ1、ごま油 大さじ1)を入れて混ぜる。①を加えて混ぜ、バットなどに広げ、寝かせて餡に。
③ワンタンの皮で②を包み、熱湯でサッと茹でる。水 1Lとチキンスープの素 小さじ6を沸騰させたスープで、4~5分煮込めば完成。
もっと注目したい伝統野菜
「シャキシャキおかひじき」
和食では慣れ親しんだおかひじきも、こちらは見た目からして繊細で、ふわっとした柔らかさがあり、艶のある緑色が見るからにおいしそう。おかひじきは食感が命というように、湯がいてみるとシャリッとした独特の歯ごたえに驚きました。クセの無い味わいで無農薬のおかひじきは、ミネラル豊富で、野菜嫌いの人にも食べていただけると思います。
(【日本橋ゆかり】野永 喜三夫さん)
シャキシャキおかひじきを使った
おすすめの簡単レシピ
『おかひじきの旨うまおひたし』
<作り方>
①小鍋に水 100ccと白だし 大さじ1(顆粒だしでも可)と、めんつゆ 小さじ1を入れて火にかける。沸騰したら鰹節 1パック(1.5g)を入れて、火を止めて冷ます。
②別の鍋で沸騰させた湯に塩をひとつまみ入れ、 おかひじきをサッと湯がいたら、冷水につけ、水気をしっかり絞り、1/3の長さにカット。
③①が冷めたら、②を入れて浸し、冷やしてから皿に盛り付ける。
子どもの頃の懐かしい味
「黄身の自然なコクを味わう旨み平飼卵」
この平飼卵は子どもの頃に食べた取れたての卵にとても近く、今では珍しく、とても自然な色で爽やかな味。生で食べても火を入れてもとてもおいしいです。
(【MASA’S KITCHEN】鯰江 真仁さん)
黄身の自然なコクを味わう旨み平飼卵を使った
おすすめの簡単レシピ
『トマトと玉子の炒めもの』
<作り方>
①少し柔らかめのトマトを選んで、湯むきして皮を剥き、種を取って串形にカット。
②深めのフライパンに多めのサラダ油を熱し、①を軽く炒めて、いったんお皿に取り出す。
③ボウルに卵2個を割り、塩・砂糖を各1つまみずつ入れて混ぜる。②で空いたフライパンでサラダ油を熱し、卵をふんわり軽く炒めて、やや固まるぐらいで②のトマトを戻し入れ、さっくりと和えて完成。
このかたさがちょうど良い
「銘水仕立ての神泉豆腐」
大豆の旨みと風味がしっかりある、と初めて食べた時に感じました。豆乳の味わいがとても濃く、本当に“豆を食べてる”と感じるようなほどよい硬さもあり、つまみとしてもちょうどいい、おいしい豆腐です。関西出身ということもあり豆腐はもともと好きでしたが、東京へ来てからはよりしっかりとした硬さの豆腐が好きになったので、まさに自分好みの豆腐です。
(【リストランテ アクアパッツァ】日髙 良実さん)
銘水仕立ての神泉豆腐を使った
おすすめの簡単レシピ
『日高家の晩酌豆腐』
<作り方>
①お豆腐1丁(ツインパック)は水気をきっておく。
②①にたっぷりのちりめんじゃこと、刻んだ浅葱(もしくは万能ねぎ)、塩少々をかけて、中央に卵黄1個分を乗せ、ごま油をかける。
③お好みで魚醤を数滴降る。
食べ応えも味もしっかり
「特撰 島田さんの肉厚手揚げ油あげ」
練り物の街・小田原出身なので、幼少期から厚揚げや巾着などが身近で、なかでも油揚げは味噌汁にしたり、納豆や餅を詰めてトースターで焼いてつまみにしたりと、今も好んで食べます。油揚げは作り手のこだわりや味が出やすい食材だと思うんですが、島田さんの油あげは食べた時に油の酸化もなく、「すごく味がある」と感じて、厚みに残る白い豆腐部分がまたおいしかったのが印象的でした。
(【リストランテ ホンダ】本多 哲也さん)
特撰 島田さんの肉厚手揚げ油あげを使った
おすすめの簡単レシピ
『油揚げの馬車風 焦がしバターソース』
<作り方>
(油揚げ1枚で、2個分)
①油揚げを横半分に切って、包丁で内側に深い切れ目を入れて巾着状に。
②モッツァレラチーズ 1個(120g※余ったチーズでも可)を半分にカットし、軽く叩いたアンチョビフィレ 2枚とともに、①の2つの油揚げに等分に詰めて、楊枝などで巾着状に閉じる。
③オーブントースターや魚焼き器で、表面に軽く焦げ目をつけ、中のチーズがトロッとなったら器に盛る。
④フライパンで焦がしバター 大さじ2を作り、トマトの角切り 大さじ2と、酢漬けのケッパー 10粒、レモン汁 小さじ1/2、塩・バジリコ 適量を入れて火にかけ、③にかけて完成。
「いつもの料理が、一味変わる」
※食材は一例です。季節によって変化します