寒い季節にこそ活用したい!ポーランドの陶器を探しにトアウエストの『KERSEN』へ 神戸市
温かみのあるぽってりとしたフォルムと細かで愛らしい柄が特徴のポーリッシュポタリー(ポーランド陶器)を知っていますか?東欧・ポーランド南西部の「ボレスワヴィエツ」という小さな町で作られているハンドメイド食器です。
トアウエストにお店を構える『KERSEN(ケルセン)』は、そんなポーリッシュポタリーの専門店。ウィンドウ越しに並んでいる食器たちの可愛らしさに魅かれて取材に行ってきました。
ポーリッシュポタリーを日本に広く伝える『KERSEN』の本店は東京の自由が丘にあります。その唯一の支店がこちらの神戸店。実物を手に取れるお店とあって8年前のオープン以来、遠方からもお客様が訪れて来られるのだとか。
店内に入って驚いたのが食器の種類と絵柄の豊富さ。お店の方に話を伺うと、店内で扱う5つの工房に共通するのは、ベースとなる藍色と、手押しでスタンプされた伝統的な「ピーコックアイ」(写真左)、「モスキート」(写真中央)という二つの絵柄。伝統柄をアレンジしたものや、花や果物などポーランドの自然をモチーフにしたものなど、一つ一つ職人さんの手で細やかに絵付けされており、その手間の度あいで商品の価格も決まってくるそうです。
柄や鮮やかな色使いをじっくり眺めながら「どの器がいいかな」と迷う時間は至福のひととき♪
カップをそっと手で包み込んでみると、保温性が抜群だという厚みと丸さのあるフォルムにほっとするような優しさを感じました。飲み口は口元に寄り添うように作られているそうです。
洋風に思えるポーリッシュポタリーですが、実は和食にも合わせやすい食器なんです。カレーや汁物、お惣菜を入れてもしっくり馴染む形が取りそろえられており、工房に別注したという「ご飯茶碗」や「そば猪口」も並んでいました。
オーブン、電子レンジ、食洗機での使用が可能な点もポーリッシュポタリーの特徴。写真の「りんごポット」は、芯をくり抜いてシュガーバターを詰め込んだりんごを入れてオーブンで加熱する食器で、おいしい焼きりんごが簡単に出来上がります。見た目も可愛らしいのでインテリアとしても重宝しそうです。
こちらの「ティーポット」はポットウォーマーがセットになっており、お茶が冷めないようにろうそくの灯で温めることができます。チーズフォンデュにも利用することができるので、お家ごはんのメニューの幅を広げてくれそう。
寒い季節の料理やお家時間を楽しむ工夫がいっぱい。お気に入りをひとつずつ揃えたら、きっと豊かな気持ちで毎日が過ごせますね。ぜひお店に訪れて、ポーリッシュポタリーの魅力を体感してみてください。
時間
11:00〜18:00
定休日
なし(12月29日~1月3日を除く)