紅白の梅が古民家彩る 愛川町の山十邸
愛川町の古民家山十邸(中津485の1)で2月下旬に梅の花が満開を迎えた。
庭園に10本ほどの梅の木が植えられ、邸宅裏手では枝ぶりの良い紅梅と白梅が競うように可憐な花を咲かせる。3月10日(月)までは恒例のつるしびなの展示イベントも開かれており、週末には町内外から多くの人が訪れる。
同邸の職員によると、寒さが続いたせいか例年と比べて開花は遅めだったという。春を先取りしたような陽気に包まれた3月1日には、満開の梅をスマートフォンなどで撮影する来館者が多く見られた。
山十邸は、1883(明治16)年に豪農の熊坂半兵衛が居宅として建築。1988年に町が買い取り、翌年から一般公開している。
梅が散ると、3月下旬から4月上旬にかけてしだれ桜も楽しめるという。