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猫と『一緒に寝る』ときには、やってはいけないことがある!4つのNG行為

ねこちゃんホンポ

1.子猫と一緒に寝る

子猫を迎えて一緒に寝たいと思っている飼い主さんも多いかもしれませんが、ある程度大きくなるまでは我慢しましょう。

低月齢の小さな子猫は機敏に動くことができません。そのため飼い主さんが寝返りを打ったときに下敷きになって圧死してしまう可能性があるのです。ある程度大きくなるまでは、誤飲・誤食やケガなどの事故を防ぐ意味でも、ケージで寝かせるようにしましょう。

子猫と一緒に寝るのは、トイレを完璧に覚えて、ある程度体ができあがったあたりが目安です。このくらいの月齢になれば、機敏に動くことができるようになりますので、飼い主さんの寝返りの際に潰してしまうこともないでしょう。

2.寝具を洗わない

猫の体にはノミやダニ、フケなどが付着している可能性があります。そのため猫と一緒に寝ている寝具を洗わずに使い続けると、飼い主さんがアレルギーや感染症を発症してしまうリスクがありますし、ノミ・ダニが増える原因にもなります。

猫と一緒に寝ている場合は、こまめにシーツやカバーを取り換える、洗える寝具は洗って日干しをするなど清潔に保つようにしましょう。

またノミ・ダニの予防も忘れずにおこなってくださいね。予防期間や予防薬は動物病院で相談することをおすすめします。

3.子どもと寝かせる

子供と一緒に寝かせるのも避けたほうが無難です。衛生面のリスクもありますが、子供は寝相が悪いため、猫を潰してしまう可能性があり、猫にとっても危険です。

また猫は深夜から明け方に元気に活動します。そのため一緒に寝ていると、子供が安眠できなくなってしまうかもしれません。

さらに感染症にも注意が必要です。とくに抵抗力のない乳幼児は重症化のリスクもありますので、別々に寝かせることをおすすめします。

4.体調が悪いときも一緒に寝る

猫と一緒に寝る際は猫から人にうつる病気(人畜共通感染症)に注意が必要です。とくに体調が悪いときは免疫力や抵抗力が低下していることが考えられますので、注意しなければいけません。

人畜共通感染症には「猫ひっかき病」「トキソプラズマ感染症」「パスツレラ症」などがあります。重症化すると命にかかわることもあるため油断はできません。

おもな感染経路は、猫に鼻や口を舐められる、ひっかかれる、排泄物に触れるなどがあげられます。一緒に寝ていると、思いがけず猫に舐められたり、ひっかかれたりする可能性があるため注意が必要となります。

病気などで体調が悪いときはもちろんですが、妊婦や乳幼児、高齢者なども感染すると重症化リスクが高いため、一緒に寝るのは避けるようにしましょう。

まとめ

猫と一緒に寝ることにあこがれている飼い主さんも多いかもしれませんね。私もそんな飼い主のひとりです。

しかし今回紹介したように、猫と一緒に寝るには注意しなければいけないこともいくつかあります。お互いの健康と安全のためにも衛生管理をしっかりとおこない、安心して眠れるようにしましょう。


(獣医師監修:加藤桂子)

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