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新長田駅から1時間半で登頂!標高328mの高取山頂『高取神社』から望む神戸の大パノラマ 神戸市

Kiss

やりたいことや行きたい場所があっても「今は暑い(寒い)からな…」と二の足を踏んでしまうことってありませんか?かくいう記者もその1人。そんな記者にとって清々しさを感じられる初夏は、年に数回しかない“絶好のお出かけ日和”といえるでしょう。

今回伺った『高取神社』(長田区)はそんな記者が「いつか行きたい」と思っていた場所!新緑の季節に背中を押され、ついに高取山の頂へ向かうことにしました。

実際に足を運んでみると、この季節の登頂はメリットだらけ!繁華街から1時間半で登頂可能な、標高328mの高取山頂で出会える神戸の大パノラマをご紹介します。

【10:00 新長田駅から出発】

この日は神戸市HPを参考に、商店街や商業施設がひしめく新長田駅から出発!

以前取材した日本一低い信号機のある架道橋をくぐり、ひたすら北へ歩いていきます。

住宅街の隙間からは”山の緑”がのぞき始めました。そんな緑を目印に、ここからもさらに北へと進みましょう。

【10:30 「高取神社登拝口」へ到着】

駅から30分ほど歩くと、育英高校の近くには「高取神社登拝口」と書かれた看板が!駅からここまでも距離がありましたが、本番はここからです。

きつい坂が続きますが歩道がしっかり整備され、手すりもついているので歩きやすい。地域住民の方がすいすいとのぼっていく姿が印象的でした。

閑静な住宅街をひたすらのぼり、ふと見下ろすとすでに神戸の街並みが。「お、もう十分綺麗やん」と思ったのは内緒♡これで満足していてはいけません。

【10:40 「高取大明神」の分岐点へ到着】

しばらく歩くと「高取大明神」が見えてきますが、分岐を「右」へ進みましょう。

表記によると山頂までは1.5kmとのこと。「意外と近いじゃん!」と感じた一方で、続くのはひたすら坂!「これはかなりハードな1.5kmになりそうだ…」と思い直しました。

【10:50 次の分岐点を曲がると、厳しい階段が続く】

続いて現れる分岐点では「左」へ。ここからは幅の広い階段や坂が続きます。

この季節にぜひ訪れてほしい思った理由がこちら。とにかく青々としたモミジが美しいんです…!まさに心が洗われるような爽やかさ。

紅葉とは違った魅力を感じながら、風景を楽しむ余裕がありました。そう、この時まではー。

【10:55 看板を見た瞬間に足が”鉛”になる】

ここでふと、建てられた看板が目に入りました。小さく書かれた山頂までの距離に思わず二度見。

え、あと700m?まだ半分あるん?これを目にした瞬間、首は傾き腰は曲がり、ズーンと重い足取りに。先ほどまでの余裕はどこへやら。「30分前に見た景色で、十分ちゃう?」といった思いが一瞬頭をよぎります。

ですがここまで来たら、絶対に山頂に行かなければ!心だけは折られてはいけません。ネコちゃんからもエールをもらい、一心不乱に足を進めていきます。

【11:10 いよいよ山頂へ!】

ここからさらにふんばること15分。ついに大きな鳥居が見えてきました!長かったー!大階段をのぼれば、いよいよ山頂です。

頂上からは神戸の絶景が!JRの列車が通る様子まではっきり見ることができます。

民話によりますと山ではその昔、山頂まで浸かるほどの大洪水があったのだとか。水が引いた後に山へのぼってみると、松の木にタコが絡まっていたことから山は「タコ取り山」と呼ばれるようになり、そのうち名前が「高取山」と変化していったそうです。

さらに神社の奥にある階段をのぼれば、より美しい絶景が!ここが最後の難問なので、ふんばってのぼりきってください。

【11:30 神戸の街並みを一望!のぼってよかった】

頂上からの景色がこちら!一気に疲れが吹き飛び、「ここまでのぼってきたかいがあったなぁ…」といつまでも眺めていられる美しさでした。

運動不足の記者による1時間半の登山はこれにて終了。爽やかな風とモミジを感じられるこの季節に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?


場所
高取神社
(神戸市長田区高取山町103-2)

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