横浜ビー・コルセアーズが初の「いそご区民Day」 ブースで区の魅力発信、磯子区出身のキング開選手が思い語る
プロバスケットボールB1リーグの横浜ビー・コルセアーズは4月23日、横浜BUNTAI=中区=で三遠ネオフェニックスと対戦。この試合は初めての「いそご区民Day」として開催された。
チームの練習拠点である「たきがしら会館」がある磯子区。チームと区、区連合町内会長会ではホームタウン活動などの連携協定を結んでおり、そのつながりで今回の企画が実現した。
会場には磯子区のPRブースが設置され、区のみどころを紹介するパネルを展示したほか、区職員が磯子区の魅力発信ポータルサイト「ISOGO+(いそぷら)」を周知。試合開始前には、区を代表して高橋功区長があいさつした。
試合は三遠に惜敗
試合は横浜が第3クオーターまでリードする展開だったが、第4クオーターで逆転を許して77対82で敗れた。
磯子区出身のキング開選手は、途中出場で攻守に奮闘した。初の「いそご区民Day」に対して「自分は磯子区で育って、いろいろな経験をさせてもらった。区出身の選手として頑張っている姿を皆さんに見てもらえるのはうれしい」と語った。
レギュラーシーズンは残り4試合。4月26・27日は敵地でサンロッカーズ渋谷と対戦。来週5月3・4日には、横浜BUNTAIでのホーム最終節にファイティングイーグルス名古屋を迎える。
試合後のキング選手のインタビュー全文は以下。
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--今日の試合の振り返りをお願いします。
「先週末の名古屋D戦は両日ともプロとしてふがいない試合をしてしまったので、チームとして気を引き締めて臨んだ。今日はマイク選手も戻ってこられたので、出だしから自分たちのバスケをやろうと試合前から話していた。40分間それができたところではあったと思うけど、最後のコントロールできなかった部分、ファウルの部分や相手の要所要所での得点が止められなかったのが敗因につながったと思いますし、本当に悔しい気持ちでいっぱい。残り4試合しかない。結果がどうであれ、ファンの人たちが見に来てよかったという内容をやれるようにしていきたい」
--今日も多くのファン・ブースターの後押しがありましたが、皆さんの応援はどのように届いていましたか。
「本当にビーコルブースターは、自分が入った時からすごく大きい存在。クラップとかもそうですけど、すごくバスケに熱中している人が多くて、一体となって戦ってくれているのをすごく感じます。前回あのような試合をした後でも、たくさんの人が応援してくれているので、勝利で恩返ししたい気持ちでいっぱい。皆さんに勝利を届けられれば本当にハッピーになると思うので。だからこそ負けると余計に悔しいですし、それでもやっぱり変わらず応援してくれるので、下を向かず、前向きなプレーをどんどんやっていきたい」
--初のいそご区民Dayでした。磯子区出身者としての思いは。
「自分は磯子区で育って、本当にいろいろな経験をさせてもらいましたし、今はプロとしてこうやって区民の皆さんにいい影響を与えられるような存在にもっとなっていかないとなと思っています。これからプロを目指す磯子区や横浜市の子どもたちとか、バスケを頑張っている子どもたちに『将来キング選手みたいになりたい』って思ってもらえるような選手になりたいとずっと思っている。足を運んでくださる皆さんに横浜のバスケが盛り上がっているのを見せたいですし、こうやって区民Dayとして磯子区出身の選手が頑張っている姿を皆さんに見てもらえるのはうれしい。
三遠さんとは4試合やって全部競った展開で負けてしまっているので、1試合は勝ちたかった。自分たちのホームで優勝させたくはなかったので、その分も今日はやっぱり悔しい思いがある」
--ホーム最終節を含めた残り4試合に向けた意気込みを聞かせてください。
「もう失うものはないと思うので、がむしゃらに勝ちに貪欲になっていきたい。前回のFE名古屋戦も悔しい負け方をしたので、最後に2連勝していい終わり方でシーズンを締めくくりたい」