【ゆる薬膳で春の養生 齋藤菜々子流からだ整えごはん】豆苗と焼き揚げのしょうがじょうゆあえ
〝薬膳″は、中医学(中国の伝統医学)の考え方で、日々の食事で心とからだを整える料理のことです。春のからだに合う食材とおいしい食べ方をご紹介しますが、薬膳では調理方法にはそうこだわらなくてもよいので、まずは食材とその働きだけでも覚えると、献立に迷ったときにも役立ちますよ(齋藤)
油揚げの香ばしさと、豆苗の香り、食感を味わって!
【レシピ】豆苗と焼き揚げのしょうがじょうゆあえ
1 油揚げは魚焼きグリルまたはオーブントースターで焼き色がつくまで焼き、短辺を半分に切り、さらに1cm幅に切る。
2 豆苗は根元を切り落として長さを3等分に切る。耐熱ボウルに豆苗を入れ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に2分間かける。粗熱が取れたら水けを絞る。別のボウルに豆苗、Aを入れて混ぜ、油揚げを加えてあえる。
[1人分90kcal 調理時間10分(粗熱を取る時間は除く)]
【教えてくれた人】齋藤菜々子(さいとう・ななこ)
料理研究家。国際中医学薬膳師。身近な食材だけでつくれる薬膳を提案している。日々の暮らしで実践しやすいよう、少ない食材でも手軽においしくつくれるレシピが人気。
撮影・木村 拓(東京料理写真)
スタイリング・朴 玲愛
取材&文・岡村理恵
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2025年4月号より抜粋