森の中で発見された〝小鳥のためのBAR〟に3.2万人注目 「こういうの和む」「絵本の世界かよ」
森の中で素敵な「バー」を発見した――そんな目撃情報が、X上で注目されている。
「ことりの巣材バー」
木にぶら下げられたその看板から、さらに何やらカラフルなモコモコがぶら下がっている。
つまりこれって、小鳥たちが巣を作るための材料を用意してあげてるってこと?
2025年5月11日、Xユーザーのjp(@kotori_jp)さんが投稿したポストには、X上で3万2000件以上のいいね(20日昼時点)のほか、
「こういうの和む~ 優しい世界」 「絵本の世界かよもうううかわいいいい」 「おしゃれな巣ができる!」 「泡立て器なのナイスすぎる」 「色で人気不人気ありそうで面白い」
といった声が寄せられるなど、多くの人がホッコリした模様。
「ことりの巣材バー」がオープンしているのは、長野県軽井沢町の「軽井沢星野エリア」内にあるピッキオのビジターセンター。
Jタウンネット記者は16日、ピッキオに詳しい話を聞いた。
モコモコの材質は...
取材に応じたピッキオのスタッフ・角屋真澄さんによると、春は野鳥の繁殖期。
このシーズンの野鳥たちは巣作りのための材料を集めているため、動物の毛などを吊るしておくと、巣材として使うために持っていく。そこで4月中旬から7月中旬にかけて、毎年「ことりの巣材バー」を設置しているんだとか。
頻度に関しては定かではないものの、特にシジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ヒガラといったシジュウカラの仲間がこのバーを活用している姿が観察されているとのことだ。
「(ことりの巣材バーは)こうした野鳥の生態や行動を観察していただくことで、興味を持っていただくきっかけ作りとして設置いたしました」(角屋さん)
なお、巣材として置いてあるのは羊毛や犬の毛。どちらも自然に分解される素材なので、使っているんだとか。
このバーを使った鳥たちの巣は、どんな姿をしているのだろう? 気になる人は、軽井沢へ探しに行ってみてはいかが?
ピッキオ
軽井沢星野エリア:〒389-0194 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148 営業時間:午前9時30分~午後4時(イカルカフェは午前10時~(ラストオーダーは閉館の30分前)※GW~8月末は午前9時30分~午後5時 サービス内容:ネイチャーツアーの受付/野鳥の森の自然情報(野鳥、ツキノワグマなど)のご案内/クマよけ鈴のレンタル(無料)/双眼鏡レンタル(300円)/カフェコーナー他 公式サイト:https://picchio.co.jp/