上越市の城山浄水場は6月上旬に運転再開 県営高田発電所水管破断事故で停止
【6月6日追記】上越市は2025年6月6日、試験運転などの 準備が完了し同日午後3時に城山浄水場からの配水を開始したと発表した。
新潟県上越市ガス水道局は2025年5月30日、4月上旬に起きた県営高田発電所(水力発電所)水管破断事故の影響で停止している城山浄水場(同市灰塚)を、6月上旬に運転再開させると発表した。隣接する沢山川から緊急取水し、水の需要が増える夏場に備える。
《画像:城山浄水場》
同浄水場は旧上越市内の約6割に水道水を供給しているが、事故で破断した水管は同浄水場への給水も行っていたため、4月5日から運転停止が続いている。
ガス水道局によると、沢山川からの緊急取水について国や県、水利利用者など関係者との協議が整った。川をせき止めて取水し、試験運転や水質検査を行った上で、6月上旬には配水を再開する見込み。
今後、水道水の需要が増える夏を迎えることから、緊急取水と併せ、地下水浄水場の運転も継続し、配水を行っていくとしている。