清水エスパルス、FC町田ゼルビア戦へ 宇野禅斗選手が初めての古巣戦にコメント「感謝の思い、プレーで表現」
清水エスパルスのMF宇野禅斗選手はFC町田ゼルビア戦で、初めての古巣戦に臨みます。町田ではプロ入りから2年半過ごし、昨夏に清水へ加入。本職のボランチで存在感を示すだけでなく、サイドバックやセンターバックでもプレーし、万能ぶりを見せています。「攻撃的な部分は成長できている感触がある。感謝の思いをプレーで表現できれば」と静かに闘志を燃やしています。
―次節は古巣戦。
「清水に来たのが初めての移籍で、古巣というチームは町田しかない。古巣戦がどういう感じなのか楽しみ。町田では何もできなかった。成長した姿をサポーターの皆さんに見せ、感謝の思いをプレーで表現できれば」
―町田を相手にするときのポイントは。
「強度がすごく高く、はっきりしたチーム。対人のところで一人一人が負けないことが重要。空中戦やセットプレーにこだわってくる。そこで負けないのが大前提」
―相手は前節もロングスローから得点を決めた。
「いろいろ言われているが、驚異的な飛び道具。得意としているセットプレーで決めると町田は波に乗ってくる。失点するとメンタル的にも難しい展開になる」
―相手は前から来る分、一人剥がせばチャンスになる。
「剝がし方にもいろいろな選択肢がある。一つのやり方に固執せず、シンプルにやるのを心がけたい。清水らしいサッカーをすれば得点は取れる。そのための準備をしたい」
―前節は本職のボランチに戻った。
「メンバーが入れ替わりながらだったが、やっぱり楽しかった。もっともっとやれることがあったと柏戦は反省している。ボランチで違いを見せられるように毎試合やりたい」
―対戦が楽しみな選手は。
「下田北斗さんにすごく良くしてもらって、いろいろなことを教えてもらった。自分がけがをしたときも声を掛けてもらって本当に尊敬している先輩。うまいので、対戦するのはちょっと嫌ですけど楽しみです」
―相手監督は黒田剛さん。
「中高6年間、町田で1年半お世話になり、いろいろ学ばせてもらった。黒田さんが作り上げたチームと対戦できる機会があると思わなかった。自分のプレーに集中する。シンプルに、勝ちたい」