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リスクとの闘い!私が高齢妊娠で苦労したのはメンタルコントロール

たまひよONLINE

8歳の男の子と1歳の女の子の2児の母、かつフリーランスライターをしている“小吉”です。2人目は43歳の時、思いがけず授かりました。その子を出産する頃は、44歳の誕生日まであと7日というところまで迫っていました。

2人目は想定外の妊娠! またもや高齢出産


私が1人目を妊娠したのは37歳のときだったのですが、さらに43歳で2人目の妊娠…。

実は、1人目と2人目の間に一度妊娠をしていますが、残念ながら出産まで至らなかったという経験があり、この妊娠はさまざまなリスクやそれに対する不安との闘いだったといっても過言ではありません。

歓喜の妊娠確定! ハイリスクとの闘いの始まり


私はもうかれこれ10年以上も自分の月経周期を記録していて、周期の乱れにはすぐに気付きます。そのおかげで2人目のときも妊娠に気付いたのはほぼ2ヶ月目に入ってすぐと比較的早く、産科医から「普通はもっと気付くのが遅いんだけどな」と不思議がられるほどでした。

しかしそれは、諸刃の剣にもなります。最初の受診では妊娠しているようだけれども確定はできないといわれ、翌週のエコーの結果を待つことになりました。

一日三秋の思いで7日間を過ごし、ようやく迎えたエコーでめでたく妊娠確定となりましたが、その瞬間から始まったのがリスクとの闘いです。医師から告げられたのは「25%」という流産の確率でした。

そこで私は、高齢出産についてのネガティブな情報が氾濫する中で、不安にさいなまれながら時間を過ごすのではなく、自分にできることはやっていこうと決めました。

近道はない! 大切なのはリスクを下げる日々の努力


私はすぐに知人を介して、マクロビオティックの先生に連絡を取りました。妊娠継続のために自分でできることはなんでもしたいと思い、妊娠中の食事のアドバイスをいただきました。

いただいたアドバイスに従って食生活に注意をし、体に無理がかからないよう、なるべく仕事量を調整しました。フリーランスライターなので、どちらも調整がきいたのはラッキーだったのかもしれません。

何とか流産のリスクが高い妊娠初期を乗り切ることができたものの、次に待っていたのはおなかの赤ちゃんに何か異常が発生していないかという心配…。

初めての妊娠の時からそういう検査をしないと決めていたので、前にも増して高齢出産はなかなかにメンタルコントロールが大変だなと感じました。

何があっても産む! そう覚悟を決めたら楽になった


気持ちの切り替えができたのは、一度流産の経験をしていたことと、マクロビの先生から妊娠継続のためのアドバイスをいただけたことがあったと思います。さらに、自己流ながらマクロビやヨガを10年以上実践し続け、自分なりに健康を維持してきた経験があったからだと思います。

ある時、ふと自分の中で、「もし、おなかの赤ちゃんに何かしら異常があったとしても全部受け入れよう。何があっても生まれてくる子を引き受ける」と思えました。その後の妊娠は順調で、妊娠中期には産科医から「リスクはない」と言われ、とても嬉しかったことが印象に残っています。

ひどい貧血や予定帝王切開(一人目が緊急帝王切開となったため選択の余地はありませんでした)に向けた自己血採血、胎盤提供をするかどうかなど、受診や考えることが増えて忙しくなりましたが、自分でも妊娠を楽しめているなと思えました。

妊娠38週目、予定どおりに手術が行われ、体重2810g、身長47.0cmの元気な女の子を出産することができました。五体満足で生まれてきてくれたことに涙が出るほどの感謝と、言葉では表しきれない喜びに溢れたことを覚えています。24時間体制の授乳は、体力的にはきついものがありましたが、生命力みなぎるわが子に心癒され、いつもエネルギーをもらっていました。リスクが注目される高齢出産にも、経済的、精神的な余裕などの良い面もあると思います。子どもが成人するときの自分の年齢を計算すると、たくましく生きる力をつけてもらわないと困るので細かいことを気にしなくなったのもそのひとつ。しかし、やはりハイリスクと言われる高齢出産。女性だけでなく男性にも、早い段階で知っておいていただけたらと思います。

[小吉 * プロフィール]
一男一女の母で、取材/在宅ライター。約9ヶ月に及ぶ保活を終え、最近ようやく下の子が保育園に通えるようになったため、もっと取材や地域活性化のプロジェクトに時間を使うべく画策中。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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