現代人は一日にする決断の数が3万5000回
人間の脳が決断することでも疲れを伴うという。6月17日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「『決断疲れ』をなくす習慣」という本の著者で明治大学教授の堀田秀吾に“決断疲れ”について聞いた。
小島慶子「現代人は一日にする決断の数が3万5000回、本当ですか?」
堀田「それこそ朝起きてから今から何しようかって考えるじゃないですか。靴を履こうも含めて、歯を磨こう、箸を取ろう…」
大竹「靴を履くっていうのも決断なんですか?」
堀田「そうです。無意識の決断ですね。意識的な決断もたくさんありますけれど」
大竹「俺、一日に10回くらいしか決断していないと思うけどな」
小島「鼻水が出そうだからティッシュを取ろうとか、脳の中で細かい決断をいっぱい積み重ねているっていうことですね」
堀田「おっしゃる通りです」
小島「それで脳みそ疲れるんだ?」
堀田「疲れます。面白いのが裁判官のように重たい決断をする人いますよね。裁判官って朝はまだ頭を使っていないんで執行猶予率が高くなるんですよ。執行猶予にするためには凄く色んなことを考えなきゃいけないですよね。考える余力があるから執行猶予率が高くなるんですよ。ところがお昼に近づくに従って執行猶予率が0%に近くなっていくんです。面倒くさいから有罪でいいやってなっちゃうわけですよ」
大竹「裁判官ってそんないい加減なの?」
小島「裁判官であっても人間の脳の中で“決断疲れ”がどうしても起きてしまう?」
堀田「そういうことです」
大竹「そうかな~?」
この他にも番組では堀田秀吾が“決断疲れ”について語っています。