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選択的夫婦別姓制度の法案は継続審議か?

文化放送

28年ぶりに審議された選択的夫婦別姓制度がどうやら今国会では採決されず継続審議になる見込み。6月17日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるになぜ継続審議になるのか語ってもらった。

小塚「28年ぶりに審議に入ったし、今回こそはチャンスだと思っていました。立憲民主党が法務委員長のポストも取りましたし…」

長野「西村智奈美さんですよね」

小塚「何とか成立させたいということだったんですけど、現状でいったら採決をやったら否決されて参議院で廃案になってしまうので継続審議の方がいいんじゃないかということなんです。状況としては今日、2回目の参考人質疑が衆議院の法務委員会で行われて、明日、議員同士の一般質疑があって、19日がヤマ場になるだろうということなんですけど、今、法案は立憲民主党、国民民主党、日本維新の会の3党が出しているんですよ。立憲民主党と国民民主党は選択関夫婦別姓を導入するという法案で、ほぼ内容は一緒なんです。違いは子どもの姓の決め方が微妙に違うだけ。一緒に法案を出さなかったのはそれぞれの党が独自性を出したいということで譲らなかった。日本維新の会は旧姓の法的効力を高めるという形で選択的夫婦別姓を導入しないという内容。この3つの法案があるんですけど、それぞれの法案で多数になるものがないわけです。だから実際に採決をすれば全部否決されてしまう。さらに自民党も採決してほしくないんです。自民党の中でも賛成したい人と反対したい人が割れていて今回、自民党は自分たちの法案を出せないくらい党内がまとまっていないんです。だから採決を求められたら党内のバラバラ感が表に出ちゃうので自民党としては継続審議にしたいんです」

番組では他にも小塚かおるが選択的夫婦別姓制度が継続審議になりそうなことについて語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。

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