松蔭高校 有段者から合気道を学ぶ 横浜武道館で授業
松陰高等学校みなとみらい学習センター(藤田和宏学習センター長)は10月18日、横浜武道館で合気道の師範・油谷勝さんを講師に招き、授業を行った。同校に通う生徒約30人が参加し、勝敗ではなく稽古を積み心身を鍛錬するという合気道の精神を学んだ。
準備体操の後、受け身の取り方や手ほどき、小手返しなど、合気道の基本の動きを教わり、2人1組になって実践した。有段者によるデモンストレーションの演武が披露されると、生徒からは歓声が上がった。
油谷さんを招いての授業は15年ほど前から行ってきたが、今回初めて同校の教室ではなく武道場で開催した。高校3年生の末永一樹さんは「雰囲気がいつもと違い、身が引き締まりました」と話した。
休憩時間には、生徒が積極的に油谷さんに技の返し方を質問する場面も。藤田センター長は「いつもと違う生徒の姿が見られた。授業を通して『礼』とは何かや、『痛み』を経験し、合気道の精神性を学んでほしい」と話した。