ATSUMO ものづくり 楽しさ知って 高橋さんの案を試作品に
厚木商工会議所の製造業などで組織する「ATSUMO」(あつぎものづくりブランドプロジェクト)は3月27日、昨年夏の厚木市青少年発明コンクールの入賞作品から選んだ「くらやみでも光るコロコロライト」(佳良賞)の試作品を制作し、発案者の高橋春磨さん(上依知小)に贈呈した。
同コンクールは、市内在住の小・中学生を対象に、ものづくりに対する関心・意欲の増進などを図るために、市の名誉市民である松川サク氏(相模ゴム工業(株)創設者)の寄付金による工業振興基金で行われている事業。今年度は90点の応募作品があった。ATSUMOでは、アイデアを具体化することでものづくりの楽しさを実感してほしいと、2020年度から試作品を製作している。
高橋さんの作品は、掃除の際にゴミを見えやすくするために考えたもので、クリーナーの先に電球を取り付けたもの。試作品では3Dプリンターなどを駆使し、よりゴミが見えやすい多色LEDライトが使われた。
上依知小で行われた贈呈式には同会理事の岡田幸勝さん、菅井敬さん、岡本正行さんが出席。試作品を受け取ると、高橋さんは「すっげぇ」と笑顔。「選ばれてうれしい。かっこよかった」と話した。