【少量でも味に大満足!ひとり分の定番おかず】20cmのフライパンを味方に!「ぶり大根」
ひとり暮らしを始めたばかりの初心者さんはもちろん、今まで家族の食事づくりを続けてきた人にとっても、ひとり分をむだなくつくるのは、難しいと感じられるかもしれません。そこで味方につけたいのが、直径20cm程度の小さなフライパン&ふた。焼くだけでなく、煮物にもちょうどいい大きさで、定番おかずのあれこれが効率よく、上手にでき上がりますよ。
ひとり分をおいしくつくるなら、大根は「厚み」よりも「味しみ」優先。ぶりは手軽に切り身を使い、短時間でふっくらと。
【レシピ】ぶり大根
1 大根は8mm厚さの半月形に切る。ぶりは2~3等分に切り、酒大さじ1/2をふって5分間ほどおき、水けを拭き取る。
2 フライパンにAを入れて中火にかけ、煮立ったらぶりを加えてサッと煮る。表面の色が変わったら、いったん取り出す。
3 2の煮汁に大根を加え、ふたをして6~8分間煮る。ふたを取ってさらに2~3分間、大根が柔らかくなって照りが出るまで煮る。
4 大根を片側に寄せ、あいたところに2のぶりを戻し入れ(写真下)、煮汁をからめながら火を通す。
[1人分330kcal 調理時間20分(ぶりに酒をふっておく時間は除く)]
【教えてくれた人】上田淳子(うえだ・じゅんこ)
料理研究家。本場仕込みのフランス料理と骨太な家庭料理を主軸に、さまざまなメディアで活躍。子どもたちが巣立ったあとの夫婦に「ちょうどいい」お家ごはんのアイデアも発信している。
撮影・野口健志
スタイリング・久保百合子
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年11月号より抜粋