GWのおでかけにぴったり♪「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト2025」体験レポ 神戸市
神戸市の海側に広がる神戸ウォーターフロントエリアで5月6日まで開催中の「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト2025」は、“ゴールデンウィークのおでかけ”にぴったりなアートイベント。実際に参加してみた記者が、イベントの概要や見どころを紹介します。
同プロジェクトは「港町・神戸を舞台にした世界とつながるアートイベント」をコンセプトに、世界的ストリートアーティスト『M.CHAT(ムッシュ シャー)』を招聘して行われる大規模なパブリックアートイベントで、会期中はウォーターフロントエリアをはじめとする神戸のまちなかに「にっこり笑う黄色いネコ」が出現。
参加者は街を回遊しながら、300か所以上に展示された黄色いネコとの出会いを通じて、何気ない日常の中で芸術に触れるひとときを体験することができます。
イベントの特設サイトには展示マップや各スポットをマッピングしたGoogleマップが用意されており、活用すれば主要なスポットをスムーズに回ることができます(記者も地図を片手に巡りました)。
すべてのスポットを回ることが重要なわけではないので、前後の予定や自分の体力と相談して訪れるスポットを決めるのもあり。ただし、新港第一突堤で制作・展示されている「約30m×15mの超巨大なアート」はお見逃しなく!
ここからは、記者が訪れてテンションが上がった「イチオシの展示スポット」を紹介していきます。
最初に紹介するのは、旧居留地エリアを南北に伸びる『京町筋』。通りの至るところに大小さまざまな「黄色いネコ」が展示されています。
なかには「こんなところにもあるんかい!」とツッコミを入れたくなるような超ミニサイズの展示も(笑)。
続いて紹介するのは映画のロケ地としておなじみの『神戸税関』。こちらでは、予約不要・無料開放されている「広報展示室」にネコが展示されています。
税関の職員さん仕様なのか、帽子をかぶったデザインになっているのが面白い。大きなぱっちりお目目で密輸品をガンガン摘発してくれそうです(笑)。
税関のすぐそばにある『デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)』や、『神戸ポートオアシス』にもネコたちが潜んでいます。ちなみに税関南側の「芝生広場」でも展示が行われてるようですが、記者は見つけることができませんでした…。
新港第三突堤にある『神戸三宮フェリーターミナル』にもネコが。お隣の『ジーライオンアリーナ神戸』とセットで写真が撮れるので、個人的に一番お気に入りのスポットです。
エリアの回遊を終え、イベント最大の目玉である「巨大アート」が展示されている新港第一突堤に到着。
記者のカメラでは納まりきらない大きさ。ここまで巨大なストリートアートを観る機会は滅多にないので、テンションが爆上がります…♪ぜひ現地で目にしてほしい!
ムッシュ シャーさん(本名:Thoma Vuille/トマ ヴィーユ)は、フランスを拠点に活動するスイス生まれのストリートアーティストで、黄色い猫のキャラクター「M.CHAT」は、都市空間にユーモアと希望をもたらすシンボルとして世界中で愛されており、パリ、ニューヨーク、ロンドン、香港などにも描かれています。
今回のプロジェクトは日本での単独大型パブリックアートイベントとして初の試みであり、自治体だけでなく民間企業や飲食店など、地域の人々からの協力や後押しもあって企画が実現したのだそう!
アートが地域にもたらす文化的な活力は決して馬鹿にできないので、街に住む人間のひとりとして、このプロジェクトが今後ますます盛り上がっていくことを期待したいです。
巨大アートの近くには『劇場型アクアリウム átoa(アトア)』や、3月にオープンしたばかりの新スポット『ラスイートルパンビル』もあるので、アートを楽しむ前後で立ち寄ってみては♪
ラスイートルパンビルの隣にある『京橋ポンプ場』にも素敵なアートが。これは良いフォトスポットになりそうです。
ちなみにイベント期間中は、4月6日のアート制作ワークショップで「参加者が作成したアート(ステッカー)」も街のあちこちで展示されています。どこに貼っているのかわからないので、見つけた人はラッキー♪
開催期間
2025年4月4日(金)~ 5月6日(火・振)
巨大アート
新港第一突堤C岸壁