イラストは漫画家・松本大洋さん 「名店シンブン」第三号
藤沢駅南口に立地する商業ビル「フジサワ名店ビル」が18日、冊子「名店シンブン」の第三号を発刊した=写真。イラストを手掛けたのは、市内を舞台とした卓球漫画『ピンポン』の作者、松本大洋さん。新聞折り込みや近隣の飲食店などで配布されたほか、冊子のイラストがプリントされた懸垂幕も名店ビルに掲出され、今話題を呼んでいる。
2027年の夏をめどに閉館予定の名店ビル。「”藤沢の台所”として地元の人々に親しまれてきた建物の記録を残したい」と、運営会社で取締役を務める増田隆一郎さんが昨秋から冊子を発行してきた。タブロイド誌「OFFSEASON」を手掛ける佐野崇さんが編集人となり、毎号異なるアーティストが表表紙と見開きをデザインする決まり。今号の裏表紙には、松本さんが藤沢の思い出などをしたためた寄稿文も掲載しており、名店ビルの魅力を余すことなく紹介している。
冊子は3万部発行。全9号の発刊を計画中だ。