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驚異的な粘りで勝利を引き寄せ、J1昇格プレーオフに滑り込んだジュビロ磐田。CKから渡辺りょう選手が流したボールを押し込んで先制点を決めた松原后選手、同点に追いつかれた直後に前線に上がり、決勝点を挙げたリカルドグラッサ選手が興奮気味に試合を振り返りました。

リカルドグラッサ選手の一問一答

－劇的なゴールを振り返って。
追いつかれた状況で（井上）潮音選手から「リカ前出ろ」とコミュニケーションがあって、前に出たときに相手の3バックの右側のスペースが空いてると思って、そこでこぼれてくるかなっていう思いでそこに立って、うまくりょう（渡辺選手）が競って、ペイショットが前向きでボールを運んで、もっと早くパスが来ると思ったんですけど、ペイショットがすごいいいタイミングで相手を引きつけて、あとは入れるだけのパスを出してくれたので、冷静に決められて本当に良かったです。

－そのゴールがプレーオフ進出につながった。
本当に自分の性格もそうですけど、チーム全体が最後まで諦めないっていう姿勢、気持ちが本当に最後のゴールを生んだと思いますし、自分が特に4年目でいろんな悔しい思いをしたりしてるんで、このゴールでサポーターに少しでも喜びを与えられたなら本当良かったですし。それでもまだまだ終わってなくて、あと2試合勝って最後、自分たちの目標を達成してもっと喜びたいなと思ってます。

－山形戦も終盤に前線に上がった。前回を踏まえて今回に生かしたことは。
今日の試合と比べて前節の方が長い時間、前に入ってもっとチャンスがあったなっていうのが正直な思いですし、今日は本当に前に出てから多分1球目か2球目だったので、もう反省とかそういう何か考える暇もなくて、もう決めて後ろに戻るだけだったんで。前に出るとやっぱりペイショットともコミュニケーションが取れるし、戦術とかこうしようとかよりは、もう本当に勝ちたい気持ちと力になりたい気持ちを前面に出して、生まれたゴールかなと思ってます。

－前節の山形戦後、サポーターの前で涙を流していたが。
そうですね、前節は気持ちがこみ上げて、いろんな思いがありましたし、もちろん勝てなかった思いと、勝たないと次がないという状況で、自分が来た1年目からいろいろ振り返って、本当にジュビロには本当にいい思い出をいっぱいもらってるし、サポーターにもいつも後押しされてるんで、そういうのも涙という形で出ちゃったんですけど。

松原后選手の一問一答

－ようやく松原選手のゴールを見ることができた。
今日は俺がやるって決まってた試合だったんで。神社にもお参りに行ったし。アウェーの時は毎回行くんだけど、1人で。
ちょっと今シーズン、自分が活躍できなくて苦しい状況になってしまったんで。最低限の目標は達成できたと思います。そこにちゃんと達成できるように。今日の試合、このクラブを勝たせなければいけない気持ちで、そこは最低限できてよかったかなと思います。

－渡辺りょう選手くんが頭で流したスペースに入ることを狙っていたか。
本当は役割はブロックだったんだけど、なんかもうボール来るなと思って直感で、うまく入っていけたからよかったです。

－去年はこの地で悔しい思いをした。
本当に去年、悔しい思いをした地だったし、去年あれだけみんな頑張っても、降格してしまって。本当に悔しい気持ちだったんで、何とか今年はもう上がるってことが最低限の目標ですし、本当に強いクラブを作っていきたいと思ってるんで、もう本当にこういう上がったり落ちたりっていうのはなくすためにも、自分がやれる限りはもっと頑張っていきたいなと思います。

－他会場の結果を聞いたときの気持ちは。
（自分が）点を取ったときにタメくん（為田大貴選手）が二つとも負けてるっていうか、仙台引き分けで、大宮は負けてるっていうことを教えてくれたんで、俺もこのまま試合が終わるとは思わなかったんで、相手のクオリティーも高かったですし。正直自分たちが点取るか、取られるかって思ってたんで。ちょっと残り5分は耐えたかったけど、リカ（リカルドグラッサ選手）もやってくれる男だったんで、そこがやっぱり良かったんじゃないかなと思います。

－グラッサ選手が点を取った瞬間の気持ちは。
よく取ったなと思いましたけどね。あいつもふがいないシーズンっていうか、送ったって思ってると思うし、このクラブの歴も長いし、何とかしたいって思ってる男の1人だと思うんですよ。そういった人間が最後、チームを勝たせることができて良かったんじゃないかなと思います。

－プレーオフ初戦は徳島が相手になる。
僕たち苦手意識がある相手だと思うんでしょうけど、あの試合から自分たち5バックになったんで、生まれ変わった自分たちだと思うし、そういった中で徳島相手にどれだけやれるかってところじゃないですか。次も自分が活躍して勝たせるだけです。