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【今週のアニメ『キングダム』の話題は?】第9話「覚悟の比重」秦軍の右翼と左翼で起こる怒涛の攻防戦とドラマに刮目せよ!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

『キングダム』のアニメ第6期 第9話「覚悟の比重」が、11月30日(最速)に放送開始となりました。ここでは、そのあらすじを、振り返っていきたいと思います。

今期(第6期)は、主人公 信(しん)が「王騎(おうき)の矛(ほこ)」をどこまで使いこなせるようになるのか? また、秦(しん)が本格的に中華統一に向けて動き出す、その一手はどうなる? と作品全体の中でもターニングポイントになるシーズンです。

先週の第8話では、朱海平原(しゅかいへいげん)で、王翦(おうせん)軍vs.李牧(りぼく)軍の戦端が開かれました。これは秦の趙(ちょう)侵攻となる「鄴(ぎょう)攻め」の一部で、同時刻に楊端和(ようたんわ)軍と桓騎(かんき)軍が、別の場所でそれぞれ趙軍に対峙しているという状況になります。

 
※以下、第9話のあらすじを含みます。

 

第9話「覚悟の比重」あらすじ 

朱海平原の秦左翼、蒙恬(もうてん)率いる楽華隊(がくかたい)は、少ない兵数ながら敵(趙の右翼)を取り囲むことに成功。

ここに、秦軍の中央にいた麻鉱(まこう)の一団が、移動してきます。麻鉱は、王翦の側近のひとりで、その信頼も厚い実力者。その彼が、蒙恬が取り囲んでいる趙兵たちの側面に、何度も攻撃をしかけたのです。しかも波状攻撃です。

この攻撃をくらっている趙右翼は、離眼(りがん)城の兵たち。城主 紀彗(きすい)を中心に結束が堅く、多くの死戦を潜り抜けた強者ぞろいです。しかし今回は、さすがの彼らも虚をつかれた形となりました。とはいえ、紀彗は、“蒙恬の右(秦軍にとっては左)からの急襲”の可能性に気づくなど、そう簡単に潰れてくれる相手ではありません。

  

蒙恬「その前に入れるべき男がいるのではありませんか?」

完璧に作戦を成功させた蒙恬ですが、これは総大将 王翦からの指示だったのでしょうか? 実はこの作戦、王翦が蒙恬に指示するつもりだった内容ではありますが、結局何も指示はしていません。

戦いが始まる前の、総大将から指示を受ける場面にて。

麻鉱(まこう)に喧嘩を売られた蒙恬は、
「(あなたの軍が)もたついたら“主攻”の座はうちがもらいますからね」
と、皮肉たっぷりに返します。王翦から何も言われなくても、蒙恬は自分の役割がわかっていたのですね。

王翦も蒙恬の才に唸ったようで、
「(この作戦を成功させたら)我が側近として、幕僚に加えてやってもいいぞ」
とのこと。しかし、蒙恬は、
「俺を入れるくらいなら、その前に入れるべき男がいるのではありませんか?」
と怒りの籠った口調で返し、王翦に背を向けています。

その前に入れるべき男……、王賁ですね。王翦はなぜ、息子の王賁をなぜ遠ざけるのでしょう。こちらの答えは、原作でもまだ(2025年11月末現在)はっきりとはわかっていません。ただ、“王賁は、王賁の母が、王翦に嫁ぐ前に宿した子ではないか”という噂が、出産当時囁かれていたという描写は出てきています。

 

父と息子

視点は秦の右翼に移ります。右翼を率いるのは、王翦軍第一将を務める亜光(あこう)です。その下に王賁の玉鳳隊がつく形になっています。敵の趙左翼は、馬南慈(ばなんじ)・岳嬰(がくえい)・趙我龍(ちょうがりゅう)の3人が率いています。

戦いが始まる直前、王賁のところに亜光が伝令にやってきます。
「作戦を伝えに参りました。若君」
そして、“戦いは自分たちだけでやるから命令が出るまで動くな”と言うのです。これに対し王賁は、特別扱いはするな、と返します。確かに、いくら総大将の息子だからといって戦場でホコリひとつ浴びないというのは、違う気がします。

亜光はそんな王賁に、
「よくも悪くも双方の意味です」「この亜光が自ら伝えにきた重みをくみとって頂きたい」
という言葉を残して去ったのでした。
 
これら亜光の発言を、どうとらえるべきなのでしょうか? そもそも、王翦の命令の意図もはかりかねます。王賁の側にいた関常(かんじょう)は、
〈王賁は、「戦いから息子の自分を守るための発言」とはとらえず、「自分は父から期待されていない」と受け取るはず。だから亜光は、去り際にあのように付け加えたのではないか?〉
と読んでいます。

王翦が息子を差し置いて蒙恬をスカウトしたところといい、ここの場面といい、王翦はそんなに息子 王賁の実力が不満なのでしょうか? 王賁も、これまで多くの戦果を挙げていますし、実力もあると思うのですが……。あなたはどう解釈されますか?

さて、戦場です。秦右翼が動きます。持ち場に戻った亜光は、趙軍左翼を正面から叩きにかかります(亜光vs.岳嬰)。敵兵や馬を躊躇なく踏みつけながら進める非情さは、さすが王翦の第一将と言うべきでしょうか。しかし、趙軍も負けてはいません。馬南慈が、亜光軍第一陣の脇腹と、第二陣のこめかみを襲います。

――これを見た王賁が動きます。命令を無視して出陣したのです。近代なら軍法会議ものですが、この時代だと結果次第というところがあるのではないでしょうか。王賁の動きで、選局がどう転ぶのか? 続きが気になりますね。

 

次回は、第10話「犬戎(けんじゅう)の末裔(まつえい)」

今回の第9話は、個性を生かした戦い方や選局の動きがおもしろいことに加えて、親子関係の微妙さが視聴後にあとをひく回だったと思います。

それにしても、王翦将軍が何を考えているのか、ここまで来ても謎です! 親子仲も微妙というか、会話をしていなさそうです。王賁がかわいそうでしょと言いたくなってしまいます。

でも、蒙恬が王賁への友情厚いひとことを王翦に言ってくれたのは、とてもよかったですね!

次回は第10話「犬戎の末裔」です。タイトルから察するに、視点が別の戦場に移るかと思います。楊端和軍の戦場はどうなっているでしょうか?

 

SNSの反応 

視聴中のSNSには、「蒙恬のガツンと言うところが熱い」「王賁きついな」「亜光と麻鉱、声が渋くてかっこいい」「今回、主役も飛信隊も出てこなかったぞ」「←キングダムだからいいんだよ」、などの声が上がっていて共感したり笑ったりさせて頂きました!

 

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