「脳記憶タイプ」に合わせて行おう!脳内科医が教える「脳」のトレーニング方法
「脳はいくつになっても成長します」と話すのは、脳内科医、医学博士の加藤俊徳先生。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家として、小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療してきました。加藤先生の書籍『衰えた脳を呼び覚ます すごい記憶力の鍛え方』(KADOKAWA)では、「記憶力」を脳科学的な視点で分析し、一人ひとりに合った「記憶法=記憶脳タイプ」を具体的な例とともに紹介しています。「最近、物忘れが多い」とお悩みの方も、自分の「記憶脳タイプ」を理解することで、どんどん物事を覚えられる可能性があるのです! 今回はこの本の中から「記憶脳タイプ」を理解するために知っておきたいことをご紹介します。
※本記事は加藤俊徳著の書籍「衰えた脳を呼び覚ます すごい記憶力の鍛え方」から一部抜粋・編集しました。
タイプに合わせてやるべき「脳番地トレーニング」
どのタイプにおいても共通なのは、「得意なことを伸ばす」もしくは「苦手なことを克服する」という観点で各脳番地を刺激してあげることです。ここで大切なのは「得意」と「不得意」をきちんと把握していることなので、不得意であることを悩む必要はありません。
脳をしっかり使うことで脳はいくらでも成長するのですから、まずは楽しくトライしてみましょう。
(1)視覚系タイプ
視覚脳タイプは視覚系脳番地と理解系・思考系・伝達系の連携を高めます。また、日常生活や運動には視覚系脳番地と運動系脳番地の連携が重要なシーンも多く、同時に刺激してあげることで脳のネットワークが活性化します。
□30秒間、上下左右に眼球を動かす
□ブロック遊びをして空間や奥行きを意識する
□電車に乗りながら、特定の看板を探す
□ラジオのコマーシャルを聞き取って書き出す
□キャッチボールやお手玉をする
□数字や単語など、特定のフレーズを雑誌から見つける
(2)聴覚系タイプ
聴覚脳タイプは、聴覚系脳番地と理解系・思考系・伝達系との連携を高めることで脳が活性化します。また、得意ではない視覚系のトレーニングを補助的にやるとよいでしょう。
□さまざまなジャンルの曲をリズムを意識しながら聴いてみる
□ラジオや音楽を聞きながら作業する
□相手の口癖を意識しながら話を聞く
□人から聞いたことを「ひとりごと」で繰り返す
□モノマネの練習をする
□静かな部屋で、頭の中に音楽を流してみる
□音を消してテレビを見ながら、何を言っているか考える
(3)感覚・運動系タイプ
運動脳タイプは、その名の通り運動や、どのように行動するかという運動企画の能力が発達しているタイプです。言い換えれば視覚・聴覚がどちらも発展途上ともいえるため、まずは視覚系脳番地・聴覚系脳番地のどちらか得意な方を伸ばすことを意識してください。
□大きな声で歌を歌う
□筋トレに挑戦してみる
□裸足で芝生の上を歩いてみる
□来週のスケジュールを立てる
□毎日違う場所に散歩へ行く
□なるべく階段を使う
□喜怒哀楽など自分の気持ちにメリハリをつける