みんなはどうしてる……?迷った人は見てみて!「子どもの作品」の残し方
子どもが一生懸命作った作品、どうしていますか?お絵かきや工作は、子どもの成長の証。とはいえ、毎日のように新しい作品が生まれると、どこまで残すべきか悩むこともありますよね。捨てるのは気が引けるけれど、すべてを保管するのは現実的ではありません。今回は、子どもの作品との向き合い方と、とっておく際の工夫についてご紹介します。
子どもの作品は「作った」ことに意義がある
子どもにとって、作品を生み出すプロセスはとても大切な時間です。
自分のアイデアを形にし、完成させることで達成感を得て「やればできる!」という自己肯定感が育まれます。
だからこそ、作品は「完成した瞬間に役割を果たした」と考えることも一つの価値観です。
作品そのものではなく「作った経験」が子どもの成長につながることにフォーカスすると、気持ちよく手放せるかもしれません。
「自分にとって大切なもの」を選び取るチカラを育むチャンス
すべての作品を残せないからこそ、子どもと一緒に「本当に大切なもの」を選ぶ時間を作ってみましょう。
「これを残しておきたい!」と子ども自身が選ぶことで、自分の気持ちを整理する力や、ものを選び取る力が育まれます。
また、思い入れのある作品を選ぶことで作品一つひとつの価値が増し、大切に扱う気持ちが生まれるはずです。
選んだ作品の保管アイデア
選び抜いた作品は、上手に保管することで思い出として長く楽しめます。
ここでは3つの方法を紹介します。
1. 飾る
平面の作品なら額に入れて壁に飾ったり、クリップボードに挟んで壁に掛けたりすると、インテリアとして楽しめます。
飾る場所や期間も子どもと一緒に決めましょう。
家の中に「作品コーナー」ができてみんなに見てもらえると、子どもの自己肯定感も上がります。
2. データで残す
作品を撮影し、デジタルアルバムを作成するのもおすすめ。
フォトブックにして家族で楽しむのも良いですね。
子どもに作品を持たせて一緒に撮影すれば、成長記録としても残せます。
3. ボックスやファイルに収納する
作品を収納する専用のボックスやファイルを用意し、子どもと一緒に管理しましょう。
あらかじめ「ここに入る分だけ」とルールを決めておくと、自然と整理する習慣も身につきます。
定期的に見直して、その都度「要不要」を判断しましょう。
作品作りの本質を考えよう
子どもの作品は、思い出としても成長の記録としても大切なもの。ですが、「全部残す」ことにこだわりすぎず、作品の本当の価値を考えながら向き合っていきましょう。
子どもと一緒に「何を、どう残すか」を考える時間も、親子の大切な思い出になるかもしれません。
◆整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター / 福島レイナ
子どもの頃から部屋の模様替えが好きで、大学では環境心理学を専攻。空間が人に与える心理的影響について学ぶ。
大学卒業後はキッチンのショールームでアドバイザーとして勤務。新築・リフォームのプランニングや展示会のナレーター、セミナー講師等も務める。
子育てのため退職してからは、自分と家族に使いやすい収納・動線を日々研究中。
4人の子どものママ。