イモト、「さくらももこ展」でさくらももこ先生の新たな一面を見る
イモトが、「さくらももこ展」の東京会場オープニングセレモニーに出席! イモトは去年、横浜で開催された「さくらももこ展」にも足を運び、ラジオやコラムでたびたび「さくらももこ先生」の作品が好きと公言していたことがご縁となったという。今回セレモニーで「さくらプロダクション」のスタッフの方に嬉しい言葉をもらえたという。
イモト、「さくらももこ展」でさくらももこ先生の新たな一面を見る
イモト、「さくらももこ展」のオープニングセレモニーに出席
イモト:先日、「さくらももこ展」の東京会場のオープニングセレモニーに出席させていただきました! 去年横浜で行われた「さくらももこ展」に行ったことをラジオでも話したり、コラムでも書いたんですけど、それがご縁となり、今回呼んでいただいて。東京会場がオープンする前日に、私だけ先に見せていただくという、すごい貴重な体験をさせていただきました。
イモト:「さくらももこ展」は、私が大好きな漫画家でエッセイストのさくらももこ先生の、カラー原画や直筆のエッセイの原稿などがおよそ300点ほど展示されていて。やっぱ、いいよ! 何回見てもいいですね。去年、横浜そごうで開催された時も行って最高だったんですよね。そこと、同じ展示もあるし、違うものもあって。場所が違うから私はまったく別の新しい展示として楽しめましたね。あれは何回でも行けますね。今回の東京会場は、10月5日から来年1月5日までとかなり長期間行われていて。前期・後期で一部展示物も違うみたいなので、いいと思います。
さくらももこ先生の4コマ漫画
イモト:今回、展示物として私の印象に残ったのが、さくらももこ先生が期間限定で新聞の4コマ漫画を描かれていた時期があって。さくらももこ先生が描く4コマ漫画が私は新鮮で。こういう作品を描かれていたんだって。今回の「さくらももこ展」ではメッセージ性のある作品が展示されていて。コロナが来る前に描かれた作品なのに、まるでコロナを予言するかのような、~近いのに遠いのって寂しいね~みたいな、まるちゃんが言う名言があったりして。この時期にこんな作品を描かれていたんだって、また、さくらももこ先生の新たな一面を見たなという。
イモト、さくらももこ先生に憧れてシャープペンを使う
イモト:で、「コジコジ」ブロックや「ナンセンス」というブロックがあって。さくらももこ先生はナンセンスな作品にも取り組まれていて。そこだけ飾られている展示物の額縁が段ボールだったり。“この先は入ってはいけません”という線があるんですけど、そのテープもナンセンスに貼ってあったりして。そういう面白さもあって。「原稿」のブロックでは「もものかんづめ」「さるのこしかけ」の手書きの原稿が大きなパネルで見られたり。あとは、さくらももこ先生が実際に使っていたテーブルや筆記用具も、そのまんまの物が飾られていたんですよ。
イモト:今回はさくらプロダクションの方と一緒に展示物を見ることができたんですよ。その方はさくらももこ先生のこともよく知っている方で、いろんなお話が聞けたのがすごく嬉しくて。使っている筆記用具を見ていると色々と教えてくれて。さくらももこ先生はこだわって使っていらっしゃったシャープペンがあったんですって。<このシャープペンは0.3ミリの芯で書かれていたんです><何回かパソコンにも挑戦されたけど、やっぱり手書きに戻ったんですよね>みたいな、ファンとしては嬉しい情報が聞けて。さっそく私はシャープペンを・・・買いました! 0.3ミリの芯を使っています。シャープペン、久々に使うといいですよ!
イモト感激!「イモトさんの文体、さくらと似ています」
イモト:あと、これは・・・自慢になっちゃうんですけど。さくらプロダクションの方がおっしゃってくれたんですけど・・・<イモトさんのインスタグラムとかコラムとか拝見させていただいたんですけど、文体がさくらに似てて~><ええーーー!?>って。さくらプロダクションの方がおっしゃっているんだからそれは本当であろうと! <こちらは意識しているんです!!!>なんつって! めちゃくちゃ嬉しかったですね!!それがその日言われた一番嬉しい言葉でしたね! テンションが上がっちゃって! めちゃくちゃ嬉しいことを言ってもらって。
イモト、「さくらももこ展」のグッズにキュンキュン!
イモト:今回の「さくらももこ展」もグッズがめちゃくちゃかわいいです! いっぱい買っちゃいました! 事前に見せてもらったんですけど、私や現場マネージャーのスギウラさんとか、 スタイリストさん、メイクさんなど女性が多かったんですけど、まあ「ちびまる子ちゃん」を見てきたんだなというのが分かりましたね。みんな食いついてました! それぞれに好きなエピソードがあったりして、あれ良かったとか盛り上がっちゃって。
イモト:で、そろそろセレモニーの本番が近づくので部屋に戻って準備しようという時でも、現場マネージャーのスギウラさんとスタイリストさん、メイクさんが全然来ないのよ! 気づいたら<これ、買って帰ろうかなー>ってずっとグッズを見ているの! ずっとグッズ売り場で足が止まっちゃって。それくらいキュンキュンするグッズが売っていて。私も「コジコジ」のポーチと、さくらももこ先生の絵が好きなんで絵も買いまして家に飾っていますね。あれはみんな見に行くだろうね。それぞれ好きな思い出があるだろうからね。
イモトが好きな「ちびまる子」話=『まる子、ローラースルーゴーゴーがどうしてもほしいっ!!』
イモト:私が「ちびまる子ちゃん」で好きな話は・・・なんていう回だったかなー。2つに渡って漫画になっていたんですね。まるちゃんとおじいちゃんが、おじいちゃんの年金でまるちゃんの好きな物を買いに行くという。おもちゃ屋さんでローラースルーゴーゴー、今でいうキックボードみたいなのをまるちゃんが買ってもらって喜んで。おじいちゃんもテンションが上がっちゃって、寿司でも食べに行くか!と回らない寿司屋さんに行って。
イモト:そこで、まるちゃんがウニやイクラなど高いネタを頼んで。おじいちゃんも段々と汗をかいてきて。最終的にお会計が足りなくなって、せっかく買ってもらったローラースルーゴーゴーを返しに行くという話があるんですよ。私、あの話が大好きで! <毛糸のパンツの話が好き!><永沢くんの話が好き>とかそういう話がみんなでできるのよ! それぞれ感情移入する話があるんだよね! まる子の能天気な感じもあるけど、皮肉というかシニカルな部分もあって。
イモト:最近は“共感”や“親近感”と言われるけど、私が初めて“共感”を抱いたのが「ちびまる子ちゃん」だったんじゃないかな。その時、私には“共感”というワードが無かったけど、なんでこんなにもまるちゃんに感情移入するんだろうというのがあって。まるちゃんの話は私のことなんじゃないかなと思っていたくらい、たぶん私と同じくらい、全国の少女たちがまるちゃんに感情移入して。日曜のテレビを楽しんでいたんだろうね。ちょっと大人になるとエッセイを読んだりして。
イモト、「さくらももこ展」で盛大にスベる・・・
イモト:で、今回の「さくらももこ展」のオープニングセレモニーで私もテンションが上がっちゃって、ラジオでもテレビでも言って無いことを言おうと思っちゃって。さくらももこ先生のエッセイの中に、水虫になった話があるんですよ(笑)。私も・・・あんまり言いたくなかったし、ラジオでも言わなかったんですけど、最近“水虫”になって。その話をオープニングセレモニーでも話して。ウケるかなと思ったら全然ウケなくて(笑)。え?みたいな空気になって(笑)。こんなに身を削ったのに損じゃん!もっと笑ってよ!と思って。恥ずかしかったー。水虫の話をしてスベるって最悪ですね(笑)。なんで、私、あんなこと言ったんだろう・・・。
(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)