座間で発電、余剰を丸の内へ 栗原の「ロジクロス座間」
座間市栗原の物流施設「ロジクロス座間」で、4月から太陽光で発電した電力を都内のビルに送電することになった。
2023年秋に完成した同施設は三菱地所グループが所有し、物流業界では珍しい顔認証をエントランスなどに導入している。屋根には2200キロワット分の太陽光パネルがある。
東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)が施工からメンテナンスなども手掛け、三菱地所側は初期投資が不要で済む仕組み。発電が自家消費分電力を上回るため、送電網で送り、その分同グループが所有する千代田区の「丸の内仲通りビル」で使う仕組み。同ビルは東京駅近くのビルで、レストランやファッションブランドの店舗などが入っている。
同グループではビルの電力を再生可能エネルギー電力由来に変えており、2025年度中にその割合が100%になるという。海老名市中新田に建設した「ロジクロス海老名」(2020年完成)にも太陽光パネルを設置し、施設内で電力を自家消費している。