猫の『トイレ周りに砂が飛び散る』…なぜ?4つの考えられる原因と対策法
砂が飛び散る理由
1.砂を掘る・かける力が強い
猫は排泄の前に砂を掘り、排泄をしたらにおいを隠すため砂をかけます。猫によっては掘ったりかけたりするときの力が強かったり、勢いがよかったりして、トイレから砂が飛び散ってしまうことがあります。
筆者の愛猫も、トイレから盛大に砂がこぼれるほどの力で掘っていたことがあります。
2.足裏や毛にくっつく
猫がトイレに入ったときに、足裏に砂がくっついたり、肉球の間に挟まったりして、砂が飛び散ってしまうことがあります。歩きながら砂を落としていくこともあれば、足を振りながらトイレから出てくることがあります。
長毛の猫の場合、砂の種類によっては毛に絡んでしまうことが、散らばる原因と考えられるでしょう。
3.トイレのサイズが小さい
猫の体の大きさに対してトイレのサイズが小さいと、掘ったときやかけるときに砂がトイレから飛び散りやすくなってしまいます。
子猫用のトイレを使い続けていたり、大型猫が一般的なサイズのトイレを使っていると、猫がトイレを小さいと感じているかもしれません。
4.猫が砂で遊んでいる
トイレの近くに落ちた砂で遊んで飛び散ってしまう場合があります。我が家の猫も落ちた砂にじゃれて遊んでいることがあり、トイレから離れたところに砂が落ちているときがあります。
砂の飛び散りを防ぐには
トイレの形や大きさを変える
カバーがついたタイプのトイレや、側面の壁が高いトイレ、上から入るトイレなどにすると、トイレから出てしまう砂を少なくすることができます。猫の体の大きさに合った大きさに交換すると、猫も使いやすくなり砂の飛び散りも防げるようになるでしょう。
トイレに囲いをつける
猫トイレの周りに設置する囲いや、今使っているトイレを入れるトイレカバーなどがあります。プラスチックのダンボールなどでDIYすると、ちょうどいいサイズに作ることができます。
マットを敷く
トイレの出入り口に猫トイレ用のマットを敷いてみましょう。猫がマットの上を歩くと、足裏についた砂や肉球に挟まった砂がマットの凸凹にキャッチされ、散らばるのを防ぐことができます。
砂を変える
砂の粒が小さいと肉球の間に挟まりやすいです。粒が今までよりも大きいものを選ぶと飛び散り防止になるでしょう。ただし、砂にこだわりがある猫もいて、急に変えると警戒してトイレに入らなくなったり、トイレ以外の場所で排泄したりすることがあります。複数あるトイレのうちひとつを新しい砂にしたり、今までの砂と混ぜながら使ったりしてみましょう。
まとめ
猫のトイレの周りに砂が飛び散ってしまうのは、猫が勢いよく砂をかいたり、猫の足に砂がついてしまったりすることが原因です。
トイレの形状やサイズを変えたり、囲いを設置したりすることで飛び散りを抑えることができます。砂の飛び散りで困っている飼い主さんは参考にしてみてください。