【「斜めの家」で宿泊体験が可能に】建築家・渡邊洋治生誕100周年を記念し、一般向け宿泊受付を開始
斜めに傾いた銅の箱が宙に浮かんだように見える北側外観 ※プレスリリースより
「軍艦マンション」で知られる新潟県上越市出身の建築家、渡邊洋治氏(1983年没、享年61歳)の遺作「斜めの家」(新潟県上越市)が、一般向け宿泊体験を受け付けている。地元有志団体「ナナメの会」が保存と活用を目指して実施したクラウドファンディングにより設備修繕が完了し、2025年3月から一般向け宿泊施設として公開した。
「斜めの家」は1976年に竣工した渡邊氏の最晩年の傑作。斜めに傾いた銅の箱が宙に浮かぶような大胆な外観と、階段のない2階建てというスロープ構造が特徴だ。設計当初の姿をほぼ保っており、2013年頃から所有者の好意により不定期の見学会が開かれてきた。
「斜めの家」の保存・活用を支援する地元有志団体「ナナメの会」が、渡邊氏生誕100周年となる2023年を機に、「泊まって学べる名住宅」をコンセプトに設備を整備。館内には設計図一式や設計図集、関連資料が常設展示されている。
斜めの家の特徴的なスロープ空間 階段の無い2階建て住宅 ※プレスリリースより
宿泊予約は「斜めの家」公式ホームページの宿泊予約リンク(Booking.com、Airbnb)から受け付け中。また宿泊開始を記念し、ナナメの会会員向けに5月11日と28日に内覧会とミニレクチャーが開催される。
【関連リンク】
「斜めの家」公式ホームページ
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