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鳥羽沖タイラバ釣行でマダイにマゴチにホウボウと多彩なお土産に【三重・丸安丸】

TSURINEWS

多彩にヒット(提供:週刊つりニュース中部版・谷川智)

10月から拠点を三重県鳥羽市小浜に移し、本格的にタイラバを始動させた丸安丸。多少の日ムラこそあれ、連日好釣果が続いている。水深30mまでの浅場がメインフィールドとなり、使うシンカーも軽量で、普段日本海で楽しんでいるディープタイラバとは、一線を画すスリリングゲームだ。

丸安丸でタイラバ釣行

11月22日、午前6時30分を少し回ったころに出船。メンバーは常連の永村さんら2人を含めた5人。走り始めたと思ったら、5分もしないうちに船はスローダウンし船長から「やって~」の声がかかる。

タイラバタックル(作図:週刊つりニュース中部版 谷川智)

水深はわずかに15m。初めて来た人なら、「こんな所で?」と思うようなポイントだ。それでもこの海域は点在する大小の島々の影響で、複雑に潮流が絡み合う一級ポイントとなっている。

60gのタングステンシンカーに、剣屋の参力プロスペック極のフックユニットを取り付け、そそくさと海中に送り込んでいく。風が強めに吹いているせいか、適度な速度で船は流されて、いい感じでラインに角度がついていく。

開始早々良型ヒット

数回のショートバイトを捉えきれず、相変わらず悶絶するスタートとなったが、いきなり常連の出口さんにビッグヒット。ライン出しでわずか18m。そこから一気にドラグを鳴らして走るマダイをいなし、数分のファイトで水面に浮かせたのは、60cmを超える見事なオスのマダイだ。

ナイスマダイを確保(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

トモの永村さんら2人も、開始早々からヒット連発。思わず笑ってしまうようなリリース小ダイから塩焼きサイズまで、ガンガン掛けていく。まさかのカヤの外状態だった私だが、ここで焦るとドツボにハマる。

40cm級も確保(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

冷静を心がけて丁寧に巻き巻きしていると、ようやくのヒットはやっぱりのリリースサイズ。よく掛かってきたな……という小ダイをリリースすると、礼も言わずに海中に一目散だ。

良型本命続々

その後もショートバイトに悩みながらも、塩焼きサイズをなんとかキャッチ。さらにガガンッときて、ジーッとラインを出した良型とおぼしき魚は数秒でフックアウト。そう、浅場でのタイラバはコレがあるから、ムキになるほど面白いのだ。

ヤキサイズが好反応(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

ここで秘密兵器。1組だけ作った4本バリのフックユニット。ネクタイはプロスペック極のままだ。そしてその数投目、ようやく手応えありのヒット。首を振りまくってドラグを鳴らす引きは本命…かと思ったが、上がってきたのはでっかいホウボウだった。

50cm級手中(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

トモではほぼ同時ヒットで、永村さんのお連れさんが50cmクラスの良型マダイを上げている。何でやねん……と思いながらも次投もヒット。次こそは…と上げてくると、ついにピンク色の良型本命。良型といっても40cmあるなしのギリ刺し身にできるサイズだけれど……。

マゴチも好ヒット

でもこの日の英雄は何といっても出口さん。塩焼き~大ダイサイズまでをそろえた上、鮮やかなマゴチ3連打。1匹は60cmを超える大ゴチだった。船中ではガンゾウビラメやサバフグ、カサゴなども上がり、にぎやかな釣果となった。

マゴチヒット(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

午後1時前に終了のゴング。釣果は船中でマダイ19匹、マゴチ5匹、ホウボウ、ガンゾウビラメ、サバフグ。これでもここ最近では、かなり渋い方だったらしい。

マゴチがよくアタッた(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

丸安丸では毎回のようにショートバイトやバラシに悩んできたが、今回4本バリでようやく活路が見えた気がした。次回はさらに改良を重ねて、「アタリの数だけ獲る」を目標に再挑戦したい。

<週刊つりニュース中部版 谷川智/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年12月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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