港北小学校 能登へ2年越しの支援 チョコにメッセージ込め
児童による募金活動やPTA会長らの現地訪問、珠洲市の小学校との交流など、能登半島地震の被災者支援を行っている港北小学校(山口昭代校長)。同校では2月15日、児童らのメッセージを添えたチョコレートを現地に贈り届けた。同校の寄贈による支援は、昨年のカイロに続いて2回目。
日頃よりあいさつ運動などの活動を行う5年生、6年生約20人からなる「ふれあい委員」の提案により、昨年に続き校内で被災者支援のための募金活動を実施。1月29日から31日にまでの3日間でユニセフ募金と合わせて3万4000円を集めた。募金の使い道は、同委員会で話し合いが行われ、全校児童でチョコレートにメッセージを書いて渡すことに。2月10日には全校児童約720人がそれぞれメッセージを記入した。「体調に気を付けて」と書いた6年生の土居ひよりさんは、「前回はカイロ。今回はチョコで温かい気持ちになってもらえれば。風邪を引かないで元気に過ごしてほしいという気持ちを込めました」と話す。1年生たちは「たべてね」「どうぞ!」など、はみ出しそうな大きな文字を書いていた。
昨年同様、寄贈品を託されたのは同校PTA会長の遠藤教一さん。遠藤さんはこれまでに計14回能登半島を訪問し、支援活動を行っている。14日夜に同行メンバー10人で珠洲市に向かい、15日に地域の団地や小学校で住民らにチョコを寄贈した。「皆さん喜んで何度も読み返していて、児童たちの思いが伝わったと思う」と遠藤さん。