手ごろな価格で手に入る持ち運びライト。20年愛用するちょうどいい、を感じるアイテム|インテリアコーディネーターが選ぶ逸品
こんにちは。
インテリアコーディネーターのアダチツヨシです。
新生活を始めたばかりという方も多いであろうこの時期。お部屋の環境にも何かと関心を向けやすく、そんな前向きなマインドが暮らしを楽しむヒントの発見にもつながります。
そんなヒントの一つに、今回は私が見つけた“これぞ名品”なものをご紹介します。
これまでにもご紹介している「名品図鑑シリーズ」の第5弾。
ひとつの灯りが空間の魅力を最大限に引き出す
みなさんは、手軽に持ち運びできるライトをお持ちですか? 現代の生活では、スマホ内臓のライトを使うのが最も身近という方が多そうですが、お部屋時間の楽しみ方の多様化によって、ランタンやディフューザーなどを効果的に間接照明として使われているお部屋もよく目にします。
以前の記事でもご紹介しましたが、ヨーロッパなどの海外の国々と日本の暮らしとで大きく異なる文化の一つに、「照明」があります。
蛍光灯1台で部屋全体を明るく照らすスタイルが根強い日本に対し、照明を複数組み合わせることで空間演出もかねているのが北欧のスタイルです。
一般家庭でも、ペンダントライトやテーブルライト、さらにスタンドライトなど、ひと続きの部屋であっても各シーンを演出するようにいくつもの照明が設置されています。その効果は絶大で、癒しやワクワクといった前向きな気持ちを呼び起こしてくれる空間をつくり出すことができます。
また、光が当たる効果によって、対象物が何倍も素敵に見えたり輝いて見えたりもします。ライトアップされた景色などもそうですね!
そんな光を簡単に操ることのできる名品を見つけました。
“ちょうどいい”って気持ち良い
私が買ってよかったと思うアイテムがこちら。
「±0(プラスマイナスゼロ)」から発売されているLEDライトです。
飾り気のない、究極にシンプルなフォルムが特徴です。充電式タイプと乾電池タイプがありますが、¥4,400(税込)という手頃さにも惹かれ、私は乾電池タイプを購入しました。素敵な見た目のランタンは世の中にたくさんありますが、±0のコンセプトについてブランドページにこう記してあります。
±0のブランドの意味は「ちょうどいい」を表わす記号のようなものです。
人は自然に自分の生活にあった道具を日々の経験から割り出そうとしています。
それは自分の好みを自分自身が探す営みでもあります。
それは、右に揺れて左に戻し、戻しすぎたらまた右に戻すといったような、好みの揺れの幅をだんだん狭めていく感じです。
「ちょうどいい」という感覚は自分の好みが極まったところにあります。
抽象的なのになぜか納得感あるこの言葉。この飾らない感じが私にはちょうど良かったのです。実は私、20年近く前からこのブランドのユーザーでした。±0との出会いは、こちらの加湿器。当時の家電としてはとても斬新なデザインで、完全に一目惚れでした。
使い方は無限。最上級にマルチなライト
さて、このLEDライトの基本的なスペックとして、側面のこのボタンを押すごとに3つの灯りを楽しむことができます。
「①電球色(強)→②電球色(弱)→③昼光色→④消灯」
1灯でも広範囲に照らすことができます。
そして、私が感じる最大の魅力。
置いて、吊るして、くっつけて。このライトは、とにかく使い方の幅が広いんです。
①置く
安定して立てることができるので、真下からのライトアップなどにもピッタリ。
②「吊るす」
取っ手を開けば、簡単にスポットライトやランタン代わりに。
③「くっつける」
マグネットに引っ付くので、足元灯や手元灯に早変わり。
気持ちも切り替える。丁寧な暮らしにつながる逸品
「電球色」のような暖色系の光はリラックスにつながります。それは体を休めるときに働く副交感神経が刺激されるからです。
〈電球色〉
〈昼光色〉
光の使い分けが実は私たちの身体や気分に影響を与えているんです。
調光式のLED電球も多く普及してきた昨今、身近なペンダントライトやデスクライトでも、その場面や自分に合った光をフレキシブルに選ぶことができるようになりました。
そんな中でも、このようなコンパクトなポータブルライトは、暮らしの中で何役もこなし、状況に応じて気持ちを切り替えてくれます。いつも近くに置いておきたくなる逸品。不必要に多くのものを持たない意識は、丁寧な暮らしにつながる近道ともいえます。
日常の暮らしに関するお悩み事など、些細なことでもインテリアコーディネーターへお気軽にご相談を。
お問い合わせ、ご相談はSNSのDM(instagram)または、ホームページからご連絡ください。