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清沢の神楽のお噺し

アットエス

2025年2月9日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」。今日は、清沢の神楽のお噺しです。
語り:春風亭昇太

静岡市の山あい「奥静岡」、通称オクシズには様々な神楽が伝承されています。

神楽は祭りの場に神を招き、舞を奉納することで邪気を払ったり、豊かな実りに感謝したりするものです。

華やかで芸術性が高いと言われる「清沢の神楽」。

藁科川上流の山間部、緑豊かな山々と清流に囲まれた清沢地区で伝えられてきた伝統文化です。

舞台の天井には紙飾りが施された天蓋が吊るされ、その中央は「三笠山」と呼ばれます。四隅と、中央には「ヒイナ」と呼ばれる五方神を示す人形を吊るします。

清沢の神楽には弓矢や刀などの道具を使うものや仮面をつけて舞うものなど24の演目があります。

清沢では、地区の神社ごとにそれぞれ神楽が伝承されていましたが、その保存と継承が難しくなり、昭和52年(1977年)に地域の有志が清澤神楽保存会を結成しました。

この保存会によって現在まで伝統が守られてきたのです。

伝統的な演目のひとつが、「安倍太刀の舞」。真剣を使って舞う、その迫力に圧倒されます。

静岡市歴史めぐりまち噺し、今日のお噺しはこれにて。 <!-- tag:祭り・祭事/area:静岡市葵区 -->

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