根府川城を知る見学会 認知度向上の一歩に
根府川公民館(岩本薫館長)が主催した見学会「DiscoverNebukawa」が12月7日に開かれ、地域住民が参加した。講師に小田原城郭研究会の山口隆氏を迎え、根府川城の歴史に迫った。
根府川城は、北条氏直の時代に築城されたとされる守り砦。2000平方メートル以上と推定される広大な規模は類を見ないもの。しかし、そのほとんどが未調査で、今後の調査・研究が待たれる。
見学会では、インノウの滝や根府川城址を巡り、山口氏が根府川城の歴史的背景や構造について解説。参加者は熱心に耳を傾けていた。
根府川城は、地域有志で整備が進められている。城跡の保存と整備の継続、認知度の向上が今後の課題とし、主催者は「多くの人々に根府川城を知ってもらい、地域の歴史への関心を高めてほしい」と話している。