第96回メーデー川崎地区大会 さらなる賃上げ要求
川崎地域連合(渡部堅三議長)による労働者の祭典「メーデー」の第96回川崎地区大会が4月26日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で行われた。今年のスローガンは「次代につなぐ平和の願い!みんなでつくろう支え合う安心社会と確かな未来(あした)を!」。
メーデーとは、1886年5月1日アメリカのシカゴで、労働者が労働環境の改善を求めてゼネラルストライキを起こしたことに端を発する。
当日は65団体、2075人(主催者発表)が参加。連合神奈川の高橋卓也副会長や福田紀彦市長、国会議員など多くの来賓も訪れた。
式典では渡部議長があいさつ。昨年の春闘での成果を強調し、「引き続き賃上げを求めていきたい」と意気込んだ。トランプ関税の影響にも触れながら、「国には国民第一の政策を要求したい」と力強く語った。
式典前には市役所本庁舎から同スタジアムまでデモ行進が行われた=写真。参加者は「ワーク・ライフ・バランスを実現しよう」などとシュプレヒコールを上げた。スタジアムでは、川崎市消防音楽隊とカラーガード隊「レッド・ウイングス」による演奏・演技が行われ、式典に花を添えた。