うまい天ぷら、揚げ方は? 白根の居酒屋店主が伝授
旭区の白根地区センターで2月20日、天ぷらを揚げるコツを学べる「おうちDE居酒屋」が行われた。
講師を務めたのは、同地区センター近隣にある「居酒屋白根食堂」の店主である飯田龍太さん。同店の大ファンだという地区センタースタッフのオファーにより、教室が実現した。
飯田さんが当日掲げたテーマは「誰でもできる天ぷら作り」。衣に使用したのは水と小麦粉のみだった。飯田さんは「天ぷらはハードルが高いと思われているかもしれないが、シンプルな材料と少しの工夫で簡単に作れると知ってほしい」と教室の意義を説明した。
当日は、見栄えのいい飾り切りを施す「茶せんナス」の作り方や、具材ごとの油の適温など、上手に揚げる方法を参加者に伝授した。
参加者の「海老がどうしても曲がってしまう」という声に対して、飯田さんは「切り込みを入れると真っすぐ揚がる」とアドバイスした。
また油がどのくらい劣化したら使用を止めるべきか問われると、「酸化するまで。油によって違うが、サラダ油の場合は揚げる時に気泡がいつもより出てきたら」と述べた。
上白根から参加した70代男性は「天ぷらはいままで積極的に作らなかったが、今日勉強したことを生かして、もっと作ろうと思う」と語った。飯田さんは、教室を終え「参加者が家に帰って、自分もやりたいと思えるように工夫した」と振り返った。