高齢ドライバーが技術を再確認 上越自動車学校でドライビングスクール
高齢者に車の運転技術を再確認してもらうドライビングスクールが29日(火)、上越自動車学校で開かれました。
ドライビングスクールは高齢者交通事故防止月間に合わせて、上越交通安全協会が開きました。参加したのは市内の60代から70代の14人です。
上越自動車学校によりますと、交通事故で県内で亡くなった人の数は去年55人で、そのうち高齢者がからむ事故は7割ほどでした。
参加者は自動車学校の教習指導員から運転時の注意点などについて説明を受けたあと、車に乗って教習所のコースを運転しました。コースには、障害物が設置されていて、ドライバーは指導員からの指示通りによけたり、設置された板の上を通ったりしました。助手席では指導員が安全な運転ができているか、チェックしていました。
教習指導員
「操作は上手にできていた。優先道路に入るときに、入ってから確認していたり止まったりしていた。突然出てきたときに対応できるように早めにブレーキをかける」
上越自動車学校によりますと、死亡事故が起きる時間帯は、特に暗くなる午後5時から午後7時の間が多いということです。
参加者
「毎日孫の送り迎えで乗っているが緊張した。毎日家族から注意して乗ってくれと言われている。ライトの上向き、下向きを注意。特に雨降りも気を付ける」
「年相応の運転ということで、自信運転ではなく基本に忠実に運転したい」
上越自動者学校 北川豊さん
「若いときとは違うので体の衰えがある。今一度左右の確認をしたり、見落としなく安全を確認してほしい」
今年5月、妙高市飛田の山麓線で70代男性が運転する軽トラックと、30代男性が運転する普通自動車が衝突する事故があり、70代男性が亡くなりました。