浅川梨奈、朝ドラ初出演!2025年は「苦手なものと真正面から向き合って克服したい」
俳優の浅川梨奈が、NHK連続テレビ小説『おむすび』に出演する。
浅川は、2017年から俳優としての活動を本格化させると「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」、映画「おとななじみ」、映画『劇場版おいハンサム!!」、映画『赤羽骨子のボディガード』など人気作品に多数出演。
独特の雰囲気を持った演技力を武器に、24年7月期の日本テレビ系ドラマ「どうか私より不幸でいて下さい」ではW主演を務めた。
浅川は、朝ドラのみならず、2025年に公開予定の主演映画『49日の真実』、3月には舞台『きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇〜』ヒロイン役が決定。
来年は既に多くの作品での出演が決まっている。
今回は、俳優としてのキャリアを着実に上っている浅川にインタビューを敢行。
『おむすび』での役どころや、2024年の振り返り、今後の目標などをたっぷり聞いた。
――年内から出演が始まる『おむすび』について仲里依紗さん演じる米田歩の後輩のギャル役ムータンを演じられるというところで、ムータンの役どころを教えてください。
浅川:仲里依紗さん演じる歩さんの後輩ギャルに当たるのですが、私の中でギャルは、仲間を大切に思う気持ちが強いイメージがありました。
――浅川さんご自身のキャラクターとは真逆の役ではないかというところで、 演じる上でどのようなことを意識されましたか?
浅川:私の中でのギャルはポジティブで何かあっても前向きに捉えてくれるイメージがあったので、基本的には笑顔で「うんうんうん」って相槌を打ってずっとニコニコしているみたいなイメージで。その辺りを自分なりに意識して役を演じていました。
――そこは浅川さん自身でムータンはこういう感じだからこうしようみたいな感じをご自身で考えながら進めていたのですか?
浅川:自由で自然体だけどすごく真っすぐだなと思っていて。自由だからこそ一貫している何かを持った方がいいなと思った時に、人と話す時は真っ直ぐ相手の目を見て話していたり。
あとは話していて笑うところじゃないのに何でここで笑うの?っていうときあるじゃないですか。周りを明るく和ませる存在のような、自分の中でのムータンをイメージして演じていました。
――浅川さんのギャル像をこう体現していったみたいな感じですかね。
浅川:想像を落としていったって感じですね。
――今回朝ドラ初出演というところで、朝ドラへの印象や出演したいなという思いは浅川さん自身ありましたか?
浅川:誰しもが目標とし、誰しもが出たいと思う場所にご縁があり参加できるんだという喜びはすごくありました。朝ドラは多くの人々の注目が集まる場所だと思っていて
そこに参加できるのはとてもいい経験だし、何より朝ドラの現場を経験できるというのがすごくありがたくて色々なものを吸収したいなと思いました。
――実際に朝ドラの撮影現場を実際に体験してみて、印象的なことや吸収できたことなどありますか?
浅川:印象的だったのはカメラの台数です。その多さにびっくりしました。
朝ドラってすごくチームワークがあるじゃないですか。1年ぐらい一緒にやるから、家族みたいな関係性でみんなやっているよというのは聞いていたので、そこの信頼がないとできないことだと思うので本当にスタッフの皆様のプロ意識とチームワークをすごく感じることができました。
――撮影自体は浅川さんが参加される前から始まっていたとのことで現場に初めて入られた時のスタッフさんや演者さんとか含めての雰囲気はいかがでしたか?
浅川:朝ドラはキャストの入れ替わり激しいイメージがあったのですが、アットホームで優しいスタッフさんたちが多く、初めましての緊張感みたいなものもほぼなく、すごくやりやすい空気を皆さんが作ってくださっているのは感じました。
――続いて、『きたやじ・オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇』への出演が決まった時の率直な気持ちはいかがでしたか?
浅川:舞台の経験がそこまで多くないので、最初は不安な気持ちの方が強かったのですが、何よりもウォーリー木下さんからお声がけくださったことが嬉しくて。
素敵な機会を与えてくださったことも素直に嬉しかったですし、誠心誠意取り組んでいきたいという気持ちです。
初めての時代劇ということや、昔から歌やダンスは得意ではないというところはあるんですけど、2025年の目標が、「苦手なことから逃げない」としているので、新年からその壁を克服する第1歩でありいい機会になるなと思っているので、今は全くネガティブな気持ちはなく、すごく楽しみですし、ファンの方とかも結構楽しみにしてるよという声もたくさんあったので、頑張らないといけないなと思っています。
――舞台の苦手意識というのはどのようなところにあるのですか?
浅川:たくさんのことをやらなきゃいけないというところで、プレッシャーなどでネガティブな気持ちになってしまい、私には向いていないんだなと考えてしまう時期がありました。
今回はせっかくの良い機会をいただいたので、目を向く芝居には目を向くことにどういう意味があるのか、移動する芝居の時はどういう理由で移動をして、どこのタイミングなら移動できるか、など色々なことを膨らませて工夫して、考えながらお芝居が出来そうだなという気持ちになったことがすごく大きくて。
私が以前舞台に出演した時はまだ子供だったので今の私ならまた違った考え方で舞台に立てるかなという風に思っているので、試行錯誤しながら頑張りたいという気持ちです。
――続いて『49日真実』についてお聞かせいただきたいのですが、今回主演を務めるということでどのような作品でしょうか?
浅川: サスペンスみたいな密室劇ではあるんですけど、亡くなった友人を殺したのは誰かということを1つの部屋でみんなで集まって紐解いていくミステリーのような要素がある作品です。
この作品も舞台に似た作りをしていて、ワンカット長回しでは着替えがあったりとか、結構新しいことをたくさんしていて。で、京都ロケでもさせてもらったんですけど、京都の街中を走り回ったり、遺影に向かって芝居したりとか結構新しいことをたくさん経験させていただきました。
密室だから会話劇になるのですけど、その会話のテンポ感とかをみんなでリハーサルを重ねて見ている人が気持ち悪くならない会話を繰り広げられたらいいねというのをみんなで話してやってはいたので、テンポ感だったりなどを楽しんでもらいたいです。
――ワンカット15分超えの長回しの撮影は映画では珍しいと思うのですがいかがでしたか?
浅川:すごく大変でした。早着替えもあるし、みんなで繋がりとかも自分たちで持っていくし。本当に監督もカメラマンさんも15分以上肩にカメラを付けた状態で撮影してくれているのでみんなが本当集中して、あの時間、あのことだけを考えて生きてたあの瞬間は大変でしたけど今となっては素敵だったなと思ってます。
――夢を叶える秘訣について教えてください。
浅川:努力することだと思います。私は努力ができることは才能だと思っていて。 地道に何かを続けるとか、すぐに結果が出ないけど、いつかの今後のため、将来のため、何かに繋がるためって言って何かを頑張ること。
スポーツ選手やダンサーの方、歌手の方など、もう並大抵ではない努力を重ねていると思うんですね。でも、それは誰しもができるわけではなくて、 本当に血の滲むような努力をずっと続けてきていて、その上での夢が叶うということだと思うから。だから、その努力をする才能がある人には努力を続けて信じていってほしいです。
私はどちらかというと苦手なタイプなので、「まあ大丈夫。いけるでしょ。」といった根拠のない自信を持ってこれまで続けてこれました。
――根拠に自信が持てない人が多い中で、浅川さんが夢にまだ届いていないとしても、着実にキャリアを積んできた要素や心構えについて教えてください。
浅川:ある意味ポジティブだとは思います。私は人と比べることがないので、人は人、自分は自分だと思うようにしていきました。
それぞれに価値観や個性があると思うので、自分は自分で生きていくっていうことも大事なんだと思います。そういう気持ちが無いと、続けていくのがしんどくなっちゃいますからね。
――物事の結果や事実を冷静に受け止めつつも、一喜一憂せずに、結果に応じて次の行動を決めるということを、しっかりと分けて考えることができている感じでしょうか?
浅川:そうですね。自分が当たり前にやれていることは、他人にとっては当たり前じゃないことかもしれないじゃないですか。 相手からしたら憧れられているかもしれないけど、それは自分からしたらそんなことでもないかもしれない。
だから、自分ができることを見つけてそれで自分を褒めてあげれば、きっとプラスな方向に行くのではないかと私は思って生きています。
――すごくいい言葉ですね!2024年はどのような年でしたか?
浅川:すごく濃密な1年間だったと思っています。色々な作品に出演させていただいて、全てにおいて内容的にも体力的にも精神的にも結構攻めたものが多くて濃い1年だったと思います。それでもどれを取っても自分にとって新鮮ですごく楽しかったと思うので、すごく充実していました。プライベートもみんなからすごく忙しそうって言われるのですが、そんなことなくてディズニーにもたくさん行けましたし、いい具合に息抜きしながらお仕事でも新しい気持ちも感じさせてもらえたので、多分これが実のある1年という事なんだと思っています。
――2025年は苦手なものと向き合うと話していましたが、どのような気持ちで過ごして行きたいですか?
浅川:すぐ逃げがちだったので。嫌なことがあったらその抜け道を探して、 抜け穴を通っていくような人生だったので、、そうではなく嫌とか怖いとか苦手だなと思うところに真正面から向き合って、苦手を克服してみたいです。例えばトマトが苦手なんですけど食べてみるだとか(笑)。どういう風にしたらトマトが食べられるのか調理してみるとか。どういう風にしたらこれが解決できるか、どういう風にしたらそれに対してマイナスな気持ちがなくなるのかということを探っていきながらお仕事できる1年にしたいです。
<浅川梨奈プロフィール>
1999年4月3日生まれ、埼玉県出身。代表作に映画「人狼ゲーム マッドランド」(長編映画初主演)、映画「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」、CX「親愛なる僕へ殺意をこめて」、NTV「大病院占拠」、映画「おとななじみ」、ytv「帰ってきたらいっぱいして。」など。 24年7月期の日本テレビ系ドラマ「どうか私より不幸でいて下さい」ではW主演を務めた。2025年春には主演映画「49日の真実」が公開予定、3月には浅まる企画第1弾舞台『きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇〜』に出演が決まっている。
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