<夫婦の計画>子どもも欲しいし、家も買いたい!両親と「ちょうどいい距離」で考える【まんが】
私たちは結婚して半年の夫婦。今の家は、もともと夫が住んでいた賃貸の部屋です。2人が住むにはやや手狭ではありますが、お互いの職場が近かったりまわりにお店がたくさんあったりと住みやすい場所なので、不便は感じていません。しかし最近になって「子どもを授かりたい」と考えた私たちは、家の購入を検討し始めました。どうせいつか買うのなら、今払っている家賃がもったいないですもんね! しかしどこで家を買うかについて、夫婦間で揉めてしまいました。
私はその気になり、少しずつ物件を探し始めます。しかし「いいな」と思うところはどこも高く、今の私たちの貯金と今後の稼ぎで「余裕で買える」なんてことはなさそうです。それぞれの年収が高いと言えない現状、今後も共働きが前提となってくるでしょう。
私はすごくいい案を出した気になりました。しかしこれからが問題だったのです。 次に決めないといけないのは、「どちらの実家の近くに家を買うか」です。今の家はちょうど中間地点くらいのところにあるので、どちらにするか迷うところです。
半年前に結婚してから、夫の部屋で一緒に暮らすようになった私たち。もし今後家族を増やし子どもを育てるのであれば、もっと大きな部屋に引っ越すのは必須です。ところが今のわが家の経済状況を考えると、どちらかの両親に育児を手伝ってもらって働かないと生活がまわらなくなるでしょう。どちらの実家の近くに家を買うか、それが今後大切になってくるのです。 きっと妻である私の実家の近くにすると思っていたのですが、夫も夫で同じように思っていたようで。結局私たちは揉めてしまうことになったのでした。家選びってとても難しいですね……。
義両親と夫の勝手な言い分にモヤモヤ⇒「赤ちゃん産むのは私だよ!?」
たしかに「どちらかの実家の近くで家を買おう」とは言いましたが、私は自分の実家の近くに家を建てたい、自分の両親と一緒に子育てをしたいとばかり考えていました。だから夫に先を越されたような、外堀を埋められたような気分になったのです。
たしかにどちらかというと、私よりも夫の方が帰宅時間が安定しています。これからのことを考えると、家に着く時間もおそらく夫の方が早くなるでしょう。夫の主張は正しいようにも思えます。しかし私だって負けていられません。
このまま夫の実家の近くに家を買うことになってしまってはたまりません。 必死で反論しましたが、私も興奮していたため、つい夫の気に障るようなことを口走ってしまったのです……。 その日はそのまま2人とも、寝るまでひと言も口をききませんでした。
これからの未来。新しい生活に向けてワクワクしていた私たちの前に、高い壁があることに気づきました。このまま上手くいかずに私たちは終わってしまうのでしょうか。
義両親と実親の意見「親はいざというときの安心材料」もう一度考える!
私はすべてを包み隠さず話しました。きっと両親なら私が正しいと言ってくれると思っていたのです。……しかしなぜか話せば話すほど、両親2人はどこか呆れたような顔つきになります。なぜ? 私の言っていることはおかしいですか?
私はびっくりしてしまいました。夫の両親がとても好意的な反応だったので、うちの両親がそんな突き放すようなことを言うとは思っていなかったのです。母「そんなことは言ってないよ。『今の状態では』ってこと」
母の言う通りです。私たちはまだ何も手にしていないのに、2人で突っ走ってケンカまでしてしまいました。なんだか急に自分が恥ずかしくなってきました……。 両親から諭されて、興奮していた私はハッと我にかえりました。育児中に大変なときに誰かの手を借りるのは決して悪いことではありません。しかし両親の言う通り、誰かに頼ることを前提にしながら子育てをするのはとても危険なことですよね。下手をすれば共倒れになりかねません。 なんだかスッキリとした気持ちで私は実家を後にしました。今日夫が帰ってきたら、昨日の失言のこと、そしてこれからのことをゆっくり話そうと思います。
親になる準備!親に頼る前提はやめよう。しっかり話し合った結果……!?
こうして私たちは仲直りしました。そしてタイミングを見計らうことにしたのです。 ……それから二年後。私たちは新しい家族を迎えることになりました。私たちのあいだには娘のマヤが誕生しました。夫は初めてのわが子にデレデレです。
私たちはこれから、またいろいろと相談をしながら家を探すことになるでしょう。夫とは、「マヤが保育園にあがったくらいのタイミングで本格的に家探しをしよう」ということで話がまとまりました。二年前とは違い、今は私が時短になる準備も出来ています。
両親から諭されて、今は子どもを授かることと家の購入を同時にすべきタイミングではないと理解できた私。 夫とも話し合い、ひとまずどちらもタイミングを見計らうことにしました。それから二年後、私たちはマヤという娘を授かりました。夫はすっかりと良いパパになって、毎日マヤの面倒を見てくれています。再び夫と話し合って、家探しはマヤが保育園にあがったタイミングくらいで再開しようとなりました。これからどんな家に出会えるか、とても楽しみです。なるべく貯金をしながら備えたいと思います。