地元高校生が考案した<柔道応援弁当~山嵐~> 全国の柔道部員を弁当で応援【北九州市小倉北区】
学校法人鎮西敬愛学園・敬愛高等学校の高校生と、仕出し弁当製造会社の「丸ふじ」(北九州市小倉北区)が協力して開発した「柔道応援弁当~山嵐~」を知っていますか。
「弁当を通して高校柔道部員らの活躍を後押ししたい」という高校生の思いから考案された弁当です。
敬愛高等学校グローカル探究コースの生徒が考案
「柔道応援弁当~山嵐~」のメニュー考案には、敬愛高等学校グローカル探究コースの生徒2年生4人が携わりました。
生徒らは料理を通じて地域活性化を図る活動を計画し、同級生の柔道部員の活躍に注目。
毎年7月下旬に行われる全国の高校を対象とした柔道の大会「金鷲旗」の開催に合わせて、「出場する敬愛高校道部だけでなく、全国の柔道部員を応援したい」との思いを弁当に反映しました。
メニューを決める際には、敬愛高校柔道部の生徒に「試合前に食べたいもの」や「好きな食べ物」などのアンケートを実施。
アンケート回答の「手軽に食べたい」という部員の考えを受け、手で食べられるおにぎりやゼリーを選択。また、「唐揚げが好き」という声から3種類の唐揚げを取り入れました。
「柔道応援弁当~山嵐~」のこだわり
「柔道応援弁当~山嵐~」のこだわりは3つあるといいます。
試合時間3分にちなんだ<3色の唐揚げ>
こだわりの1つ目は、唐揚げ。事前に実施したアンケートで「唐揚げが好き」という声があり、メニューの1つとなりました。
また、柔道の基本的な試合時間である「3分」にかけて、「3色」の唐揚げに。丸ふじ自慢の唐揚げとカレー味の唐揚げ、ぬかソースの唐揚げの3つです。
一丸となって戦う<爆弾おにぎり>
2つ目は、爆弾おにぎり。「一丸となって戦う」という意味を込め、あえて大きいおにぎりにしました。
中には、甘いかしわと錦糸卵、紅生姜が入っており、食べ応えにもこだわったといいます。
柔道の技<山嵐>からネーミング
生徒らは中身だけでなく、掛け紙のイラストデザインも考案。掛け紙には柔道着を帯びで結んだ部分を描き、この弁当が勝利につながるように願いを込めて「一膳一勝」と記されています。
さらには、弁当名の<山嵐>は柔道の技名から命名。片側の襟と袖をとり、背負うようにしながら足を払って投げる技にちなんでつけました。
味もクオリティも、納得のいくものになるまで何度も会議を重ねた「柔道応援弁当~山嵐~」。食べると元気が湧いてきそうですね。
平日の購入は予約制 土日は店頭販売も
「柔道応援弁当~山嵐~」は、今年7月に開催された柔道大会「金鷲旗」に合わせて販売を開始。
現在は材料仕入れのため、平日の購入は電話での予約注文制(3日前まで)。土日の購入はサニーサイドモール小倉内の丸ふじ店舗や、チャチャタウン小倉内にある「からあげの鳥洲(とりしゅう)」で販売しています。
価格は税込864円。注文やお問い合わせは、丸ふじ本社まで。詳細は、公式ホームページで確認できます。
<株式会社丸ふじ>
住所:北九州市小倉北区下富野5丁目10番12号
本社電話番号:093-541-1948
※2024年12月16日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)