尾上菊之助改め 八代目尾上菊五郎襲名披露、尾上丑之助改め 六代目尾上菊之助襲名披露公演 特別ビジュアルが解禁
松竹創業百三十周年を迎える2025年、5・6月歌舞伎座にて、尾上菊之助改め 八代目尾上菊五郎襲名披露、尾上丑之助改め 六代目尾上菊之助襲名披露『團菊祭五月大歌舞伎』『六月大歌舞伎』が上演される。
この度、5月2日(金)に初日を迎える5月の『團菊祭五月大歌舞伎』、6月の『六月大歌舞伎』の特別ビジュアルが公開された。
『團菊祭五月大歌舞伎』昼の部で上演される『京鹿子娘道成寺』は、菊之助改め八代目菊五郎、丑之助改め六代目菊之助親子の共演に坂東玉三郎が華を添える「三人花子」の趣向で上演される。艶やかな白拍子花子が三人揃った豪奢なビジュアルに、襲名披露への期待が高まる。
夜の部で上演される『弁天娘女男白浪』では、「浜松屋見世先・極楽寺の場」で菊之助改め八代目菊五郎が、「稲瀬川勢揃いの場」で丑之助改め六代目菊之助が音羽屋ゆかりの弁天小僧菊之助を勤める。爽やかな風が吹き抜けるような背景に、凛とした表情の弁天小僧菊之助が映る。
『六月大歌舞伎』昼の部では歌舞伎三大名作の一つに数えられる『菅原伝授手習鑑』を上演。丑之助改め六代目菊之助襲名披露狂言『車引』では荒事の力感溢れる梅王丸が、主君の遺恨を晴らすべく、燃え上がるような赤い背景のまえに映し出された。
そして菊之助改め八代目菊五郎襲名披露狂言『寺子屋』。忠義の狭間に苦悩する松王丸の様子が映し出され、重厚な義太夫狂言の傑作に期待が高まる。
夜の部で上演される『連獅子』は、二世中村吉右衛門三回忌追善の2023年9月「秀山祭」で初めて親子で勤めた演目。親獅子と仔獅子を背景に、手獅子を携えた狂言師右近と左近の姿が配されます。精悍な雰囲気の中にも厳かさの漂う1枚となった。