ノースドックを駆け抜ける 雨空の下、4000人
横浜ノースドックラン2024が11月2日に開催された。
日米友好の架け橋として2015年に始まった同大会。当日はあいにくの雨模様となったが、エントリー時間には東神奈川駅からノースドックにかけて長蛇の列ができるなど、男女5キロ・10キロ・ハーフの計6部門に総勢約4000人が参加した。広大な敷地を生かした名物のストレートなどを、自己ベストを目指した真剣な表情や笑顔で疾走。停泊中の船やいつもと違った角度からのみなとみらいの景色を見ながら、米軍基地ならではの体験を楽しんだ。
男子5キロで優勝したのは、戸塚区在住の山本雄さん。15分49秒で写真判定の接戦を制した。「普段は味わえない体験ができて新鮮でモチベーションも上がった」と笑顔で振り返った。
成績上位者にはクルーズ券やホテル宿泊券など豪華賞品が贈呈され、参加者全員には米軍協力によるオリジナルタオルも用意。14企業の協賛や神奈川県、横浜市の後援を受けての開催となり、実行委員長の竹内和彦氏は「日米の多くの方の協力のおかげで実施できた。たくさんのランナーの笑顔を見れてよかった」と振り返った。