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<美質>友人ゼロの私は、おかしいですか?昔は普通にいたのに、オトナの友情継続は難題で…

ママスタセレクト

子ども時代や学生時代、当たり前のように友達がいたというママも、就職を経て、結婚を経て、出産や育児を経て……いつしか友人関係が希薄になっていた、ということは案外多いかもしれません。ママスタコミュニティにはこんな悩みが届いています。

『友達がいない私って、ちょっとおかしいのかな? 昔は普通に友達がいて、大人になってからも連絡とってたんだけど、いつの間にかゼロ』

この話題に親近感を覚えたママは、

『同じく。私も30代前半までは続いたけど、関係を切ったり切られたりして今はゼロ』

この他にも、自分も友人ゼロだと挙手するママがちらほら。こうしたコメントをはじめ、トピックに集まったママたちからはさまざま友人観が語られました。

個人の自由、かつ女の友情は儚いもの……決しておかしいことではない

自分はおかしい? という投稿者さんの不安が汲みとれる質問に、ママたちは決してそんなことはないと請け合いました。

『別におかしくないよ。寂しくなくて困ってないならいいじゃない』

『女の友情ってライフステージとかで淘汰されたりして、もろいよね』

生きていく上で友人の存在はマストではないはず。ならば深く悩む必要はないという考えに思い至れるコメントが……。くわえて仕事・結婚・育児など、たがいのライフステージが相違すると友情が継続しづらいという、女性の友情にありがちな話も登場。そんな“あるある”話も踏まえると、友人ゼロは決して珍しくなく、おかしい話でもないのでしょう。

友人ゼロ、大歓迎。「友達いらない」派

自分は友人ゼロの状況を積極的に作っていると、投稿者さんを励ますコメントも届いて……。

『私はアラフィフで世代的に「友達いない=悪」みたいな空気だったから無理してたけど、ひとりのほうが快適だと気づいてからはひとり行動。すごく気が楽になったよ』

『私もひとりが好きで、友情の良さが分からない。自己分析してみたんだけど、共感力に乏しいのが原因かなって。友達の多い人を見てると、他人に対して興味がある。私は他人に興味がないし、つまらない話に相槌を打つのも苦手。気づいたら人を怒らせてることもある(笑)』

ひとりでいるほうが好きなのだと、胸を張って語るママは少なくありませんでした。友情に価値を置かず、自分ひとりの時間を大切にする……。限りある時間を心地良く過ごすためのスタイルを獲得している姿は、見ていて気持ちが良いものですね。

友人ゼロを寂しく思うママも

一方でトピックの口ぶりから投稿者さんの胸中を慮るコメントが登場します。

『おかしいなんて思わない。けど、ふと寂しいと思うからトピックを立てたんじゃない?』

『そうだね、私も友達がいなくて寂しくてたまらないときがある』

『私は家族以外の存在で友達に助けられていて、そんな友達がいてもいいよね。いなくても困らないけど、いると生活に彩りがでるね』

なるほど、たしかに心強さや楽しさなど友情の良さを思うからこそ、ふと不安を覚えた投稿者さんがトピックを立てた気がしますね。

他人の友達づきあいに、胸が痛むとき

ここまで見てきたように「友達がいない=おかしい」ではないということを大前提に……より投稿者さんに近い感情を持っているだろうリアルな声も届き、ママたちの共感を呼びました。

『ランチに行くと女性グループが多くて、どうしてみんなそんなに友達がいるの? と焦る。それだけ会いたいと思われる人間性なんだろうなぁ』

『職場で仲良くなった人がいて、相手が退職した後もランチしてた。会話のほとんどはその人の友達の話や愚痴で話題が豊富だった。友達がいない私は虚しさでフェードアウト。みんなは他人の友達の話ってつらくない? あぁ、みんな友達いるんだなって……』

『おばさまたちが楽しそうに旅行してたりするのを見ると、自分にはああいう未来はないんだろうなって悲しくなる』

ほしくてもなかなか手に入らないもの。そうしたものに人の心は自動的にロックオンされ、心がざわつくことがありますね。いつしか自身に芽生えていたコンプレックスが原因なのでしょうが、投稿者さんの「自分はおかしい?」という不安も苦手意識ゆえなのかもしれません。

友情に複雑な思い……消極的「友人ゼロ」のワケ

先ほどは“積極的”な友人ゼロのママの声をご紹介しましたが、今度は苦手意識から友人づきあいに“消極的”な様子のママたちが、率直な思いを語ります。

『私は大人になるにつれ、相手がどう思うか気になるように。付き合い方が分からず誘いを断ることが増えて、友達ゼロ』

『私も友達いない。わがままな自覚はある、でもそう思われたくなくて我慢 → 気を遣う → ストレスを溜める → 関係が面倒になる、このループ』

『どうせ「怖い」とか「怒ってる?」とか言われるから、他人といるのしんどい』

『会話の好みや金銭感覚が似ていて、喋りたいときに喋れて、でもお互い干渉しすぎない、そんな友達がほしいけど、都合のいい相手がほしいだけ? そうなると友達とは? と考える面倒くさい私には、たしかに何かあると思うよ(笑)』

慎重さや思慮深さの「美質」に胸を張って

気を遣ってうまく心を開けなかったり、つらい過去の影響を受け続けていたり、はたまた友情を複雑にとらえたり……。友人ゼロを自称するママたちにとって深く頷ける内容だったようです。大人になるなかで否応なくさまざまな経験にさらされ、神経質になったり不器用になったりすることがありますよね。

とりわけ元来、繊細な性質を持つママは友人づきあいに臆病になりやすい現実もありそうです。たとえば相手の気持ちを気にしすぎなくとも良いと自分に言い聞かせても、性格上ざわざわと落ち着かない気分に苛まれるだけだったり。ただ、そんなママたちの声に耳を傾けていると、もっと自分に自信を持っていいはず、という思いが湧いた筆者です。

筆者がコメントから自信のなさと同時に感じたのは、慎重さや謙虚さや思慮深さで、それはその人の「美質」だと思います。慎重さや思慮深さは、今までもこれからも自分をさまざまな形で助けてくれたことがあったはずです。ですから友人がいようがいまいが、ぜひ「堂々」としていてほしいです。堂々とした先で、また何かがはじまるかもしれません。積極的にひとりを楽しんだり、もしかしたら何かの縁で気の置けない友人ができたり……。それはだれも分かり得ぬことですが、何が起こるか分からない未来を楽しみに暮らしていきませんか。


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