上越地域米のさらなる知名度向に連絡会発足 JAえちご上越と上越地域3市、県が連携
新潟県上越市のJAえちご上越と上越地域の3市、県による、「上越地域米『未来へつなぐ食と農』連絡会」の発足式が2025年1月23日、高田城址公園オーレンプラザで開かれた。関係機関が連携、協力し、高品質な上越地域米のさらなる知名度向上などを目指す。
《画像:高田城址公園オーレンプラザで開かれた発足式》
地域農業の発展と継承に向け、上越地域の農業者や関係機関、団体が一体感を高めながら高品質米の安定供給や持続可能な農業の実現、生産者の所得向上に向けて取り組む。同JA合併1年を契機とした発足で、県内での取り組みは初という。基本理念が掲げられ、安心安全で高品質、良食味の米作りを最優先に取り組むこと、環境に配慮した米作りの実践などが盛り込まれた。
《画像:発足式には多数の組合員らが出席》
発足式では同JAの羽深真一経営管理委員会会長が「地域農業の発展、継承に向け、農業者、関係機関がより効果的な協力体制を構築するために一体感を高めていく」などとあいさつ。中川幹太上越市長は「地域における中で米は大切な宝。発足は大変喜ばしいこと。協力して取り組んでいきたい」と述べた。
3市長、羽深経営管理委員会会長は、上越地域が食味に優れた高品質な米の地域として発展するよう、これまで以上に連携強化するとした共同宣言に署名した。
《画像:共同宣言に署名した羽深経営管理委員会会長(右)と3市の市長》
今後、具体的な取り組みを検討する。一同に集まって地域の問題、課題、解決策の検討やピーアールに向け、意見を交換する場は定期的に設けられる予定。羽深経営管理委員会会長は「上越地域米のさらなる知名度向上が一番の目的。合併を機に、聞いただけで上越地域の米とわかるような新しい米の名前を決めるなど、3市と拡大し、進めていきたい」などと話した。
《画像:共同宣言》