新左近川親水公園のテナガエビ釣りで15尾手中【東京】15cm超えの大型オスも登場
東京都江戸川区の新左近川親水公園でテナガエビ釣りを楽しんだ。橋下の石積み護岸を中心に探っていくと、体長3〜8cmの個体がぽつぽつとヒット。潮の上げに合わせて大型のオスも登場し、最終的に15尾をキャッチする好釣果となった。
親水公園でテナガエビ釣り
5月21日(水)、東京都江戸川区にある新左近川親水公園にテナガエビの様子を見に出かけた。8時過ぎ、新左近橋に到着。晴天無風の釣り日和。橋下のゴロタ石護岸に釣り座を取り、テナガエビが潜んでいそうなポイントを探ることにする。潮は干潮からの上げで流れと濁りがある。
釣行開始
タックルは1.8mのノベ竿にミチイト1号を竿いっぱいに結び、ハリス0.4号5cm、細地ソデバリ1号をチチワ結びで接続。
ウキは軸付きセル玉8ミリをゴム管止めした下に中通しセル玉5ミリを1個付けて、板オモリですべてのウキがゆっくりと沈むように浮力を調整。エサは赤虫1匹を通し刺しにしてハリ先を出す。
水深は50~60cm。大小の石がゴロゴロとしている砂泥質の底に竿いっぱいに振り込み、仕掛けを止める。ウキは水面下5~10cmくらいになるようウキ下を調整。時々誘いを入れてアタリを待つ。
メスのテナガエビをキャッチ
すると5分ほどでウキが横移動し始める。エビ特有のアタリと思い、様子を見ていると水中深くウキが消えた。軽く聞きアワせるとツン、ツンとした感触が伝わりハリ掛かり。
そのまま静かに抜き上げると体長5cmのハサミが短いメスのテナガエビが釣れた。続けて同じポイントで同型のメスが釣れたがその後はぽつぽつ程度。
オスの良型テナガエビを手中
やがて足元まで潮が上がってきたのでヘチ狙いに。大きい石の陰や石の隙間、水深40cm前後を探っていく。すると石裏でシモっているウキがフワッと上昇。
様子をうかがっているとポコッ、ポコッと沖へ移動。やがて水中深く消えていった。ウキが完全に見えなくなるのを待って静かに竿を上げると、ゴツン、ゴツンとした手応え。すぐに絞り込まれ強く引き込む。
走らないので本命と直感。竿でいなして取り込むと、長いハサミを振り上げて鉛色のエビが登場。体長8cm、ハサミの部分を含めると15cm以上あるので良型の部類だ。ガッチリとハリ掛かりしており、ハリを外す時に暴れられて大変だった。
ゲストのアタリも増える
その後も同じポイントで、体長5~6cmのオスばかり3尾連釣。しかし、あとが続かず、チチブなどハゼの仲間のエサ取りが多くなる。
本命が釣れないので、10時過ぎにデイキャンプ場前の木の下に移動。ヘチの石の間を探ると体長3~5cmの若い個体がぽつぽつと釣れた。
しかし、食いが浅いようで、ハリ掛かりしても水面上でばらしてしまう。数は伸びず蒸し暑くなってきた11時過ぎに納竿した。
最終釣果
釣果は体長3~8cmテナガエビ15尾。ゲストのハゼの仲間は多数。6月のシーズンを前にして良型も登場し、まずまずの釣果に満足できた。
今後はテナガエビとともにデキハゼ(10cm以下のマハゼ)も楽しめる。当日は竿を出せなかったが、中左近橋下、駐車場前のワンドも実績ポイント。
この新左近川親水公園は、駐車場や売店、トイレ、デイキャンプ場、カヌー場などの施設が揃っている水辺のレジャースポット。ファミリーや友だちとのんびり釣行するのにもってこいの場所だ。
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。