【笠岡市】【5/3(土)開催】笠岡の新山れんげまつり ~ れんげ畑と夜空に浮かぶ熱気球&スカイランタンを見に行こう!
青空の下、一面に広がるれんげ畑は、のどかで美しいですね。
笠岡市の新山地区では、2022年から毎年5月3日に新山れんげまつりがおこなわれており、れんげ畑に入って自由に遊ぶことができます。
今年は2025年5月3日(土)に開催予定です。昼間はクラシックカーの展示や三線のライブ、グルメや雑貨の出店などを楽しめます。そして、夜にはなんと熱気球とスカイランタンが空に浮かびます。
この「新山れんげまつり」の発起人・田原一弥(たはら かずや)さんと、主催の新山地区の青年団「にいやま新栄会」会長・畝山弘児(うねやま こうじ)さんに、まつりの見どころや想いを聞きました。
第4回新山れんげまつりとは
第4回「新山れんげまつり」は、2025年5月3日(土)に開催されます。午前10時~日暮れまでの「昼の部」と午後5時~8時の「夜の部」の2部構成です。
会場は、Wishbase(ウィッシュベース)駐車場とその周辺のれんげが咲いているところ。
「昼の部」では、グルメや手作り雑貨の出店がずらりと並びます。午前中はクラシックカーの展示があり、午後は三線(さんしん)の角田さんや流しのしばちゃんのライブも開催されるそうです。
「夜の部」では、午後7時かられんげ畑に設置した風船ライトに点灯する「宵灯り」が始まります。そして、今回の目玉である熱気球とスカイランタンが夜空に浮かびます。
熱気球はデモ飛行のため、乗れません
熱気球とスカイランタンの競演は必見
熱気球は、今回初の試みです。夜空に飛ばすスカイランタンとの競演がどんな風景になるのか今から楽しみです。
スカイランタンは午後5時から配布され、1個3,500円(税込)で購入可能。願いごとなどを書いて飛ばした後、持ち帰ることができます。
要予約:TEL 090-1188-4147 田原さんまで
観覧はすべて無料です。
夜空に浮かぶ幻想的な熱気球とスカイランタンを、ぜひその目で確かめてみてください!
会場へのアクセス
新山れんげまつりの会場へは、光陽産業株式会社の駐車場(約100台駐車可能)からジャンボタクシーによる無料送迎があります。
無料送迎は、午前10時 ~ 随時運行
駐車場から歩いていると見えてくる井笠鉄道記念館には、屋外に蒸気機関車が常設展示されており、ちょっと立ち寄って眺めるのもおすすめです。
また、れんげまつり会場近くにも臨時駐車場を設けていますので、看板を目印に駐車してください。
新山れんげまつりにかける想い
イベントの発起人・田原一弥(たはら かずや)さんは新山生まれの新山育ち。
「新山の農村環境を守りたい」という思いから、農薬の使用を極限まで抑えた特別栽培米を作っています。れんげ畑のれんげは、その肥料になるのです。
こうした田原さんの取り組みに惹かれたのが、新山地区の青年団「にいやま新栄会」会長・畝山弘児(うねやま こうじ)さん。田原さんに米作りを教わるなかで、「れんげ畑でおいしいものを食べて、音楽も聴けたら楽しそうだね」という話になりました。
すると田原さんが、風船ランプをれんげ畑に置くアイデアを思いつき、畝山さんとともに新山れんげまつりの第1回を開催したのです。第2回はスカイランタンを導入、第3回はクラシックカーの展示を加えるなど、年々スケールアップ。そして、2025年5月3日に開催の第4回は、ついに熱気球の登場です。
「じつはね、来場者の皆さんにはれんげ畑を眺めるだけでなく、畑の中に入って自然と触れ合ってほしくて、ランタンを飛ばしたり、熱気球を上げたりするんよ」と田原さん。
「イベントを通じて、農業に興味を持つ人が増えてくれたらうれしいね」と畝山さんも言います。
実際に、イベントを通じて農業に興味があるかたが声を掛けてくることもあるそうです。
「農業は楽しいよ。興味がある人は遠慮なく声を掛けてほしい。協力は惜しまないから」というお二人から、農業の楽しさや新山の自然を次世代につなぎたいという熱い想いが伝わってきました。
おわりに
今回の目玉となる熱気球、田原さんはテレビで見て「これだ!」と思ったそうです。そして、映像に「商工会」の文字を見つけてすぐに笠岡商工会議所に相談し、連絡を取ってもらって実現したのですから「思いついたら即実行」の人です。
「田原さんの行動力が出店者やスポンサーを引き寄せているんですよ」と語る畝山さんは、スポンサー交渉や地元との調整役として活躍しています。この二人がタッグを組んでいるからこそ、イベントは毎年盛り上がりを見せています。
「来年は道路を封鎖してキッチンカーを並べたいね」といたずらっ子のように笑うお二人。イベントも農業も気の合う仲間とワイワイ取り組むのは楽しそうですね。
れんげの花が咲く季節には養蜂家を招き、新山のれんげ畑で採れたハチミツを販売する試みも始められたそうです。れんげまつり当日もウィッシュベース店内で販売されるとのこと。売り切れ次第終了だそうですので、興味のある方はお早めに。
新山れんげまつりでイベントを満喫しながら、自然や農業との触れ合いも楽しんでみませんか?