日吉出身の横綱・武蔵山の資料ずらり 港北図書館で展示中
港北図書館(港北区菊名6の18の10/冨田育子館長)で4月23日(水)まで、「横綱武蔵山と港北の相撲資料展」が開催されている。同館と(公財)大倉精神文化研究所(平井誠二理事長)の共催。第33代横綱・武蔵山と武蔵山が活躍した昭和初期の相撲資料、港北区に関連した相撲資料のパネルや実物が展示されている。これまでも武蔵山の資料展は開かれていたが、今回は、同研究所などが製作した幟や紙芝居動画なども用意された。また、平井理事長によると、「武蔵山に関する情報は、誤った内容や真偽不明な内容も流れている」。改めて武蔵山に関する資料を調べ直し、「本当の武蔵山の姿を」と展示パネルが作り直された。
武蔵山は、港北区日吉本町出身で、神奈川県出身唯一の横綱。「横綱になるまで負け越しがなかった」と言われる圧倒的な強さや端正な顔立ち、母親思いな姿などが、子どもや女性の注目になった。
区内4カ所に土俵があり、子ども相撲大会の開催や同大会から力士・鳩岡が巣立つなど、相撲文化が根付いている港北区。26日(土)には横浜アリーナで春巡業が開催されるなど、「相撲熱」が高まっている。平井理事長は、「地元出身の武蔵山をみなさんに知ってほしい」と話した。