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H ZETTRIO、名曲「今日の日はさようなら」作曲家・金子詔一氏への追悼演奏
映像の一部を公開

SPICE

H ZETTRIO×金子詔一氏 撮影=菊池貴裕

2025年4月1日(火)、作曲家・金子詔一氏が永眠された。訃報を受け、H ZETTRIOは4月7日(月)に祭壇を訪問し、「今日の日はさようなら」を演奏。KOUはSNSで「この音が、どうか届いていますように」と想いを綴った。

演奏の一部映像は現在YouTubeで公開されており、金子氏への感謝と追悼の気持ちが静かに胸を打つ。

金子氏の代表作である「今日の日はさようなら」は、1964年に発表されて以降、卒業式やキャンプファイヤーの定番として、世代を超えて親しまれてきた名曲である。そんな金子氏と親交を深めてきたのが、ピアノトリオ・H ZETTRIO。“笑って踊れる音楽”をテーマに活動するこのユニットは、無重力奏法と称されるピアノのH ZETT M(青鼻)、骨太なベースのH ZETT NIRE(赤鼻)、そして躍動感あふれるドラムのH ZETT KOU(銀鼻)による3人編成。子どもから大人までを巻き込むライブパフォーマンスで支持を集めている。

H ZETTRIOと金子氏の出会いは、KOUの友人であるタイル職人が金子氏宅の改装を手がけたことがきっかけだった。“次世代に音楽を届けたい”という共通の想いから意気投合し、金子氏が運営していた麻布十番の「偶然劇場」での共演や、H ZETTRIOのライブで「今日の日はさようなら」をカバーするなど、交流を深めてきた。

金子氏は、2025年2月に行われたH ZETTRIOのブルーノート東京公演を楽しみにしていたものの、体調が優れず参加できなかったことを悔やんでいたという。

そして、H ZETTRIOは金子氏の想いを受け継ぎ、5月に恒例の『H ZETTRIO LIVE 2025 どすこい!こどもの日Special』を開催する。

【Day1(5月5日)】“All Seats, All Happy”は完売。
【Day2(5月6日)】“All Standing Groove”は小学生以上を対象にチケットが現在若干数発売中。

音楽の自由さ、優しさ、そして力強さを次の世代へと届けるこのステージで、H ZETTRIOが奏でる現代版「今日の日はさようなら」を生で体感してみてはいかがだろうか。

なお、両者の出会いと共鳴について詳しく語られた対談記事が、2024年8月9日付でSPICEに掲載されている。

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