美しい森と湖。雄大な自然の中へ【旭川近郊】幌加内町朱鞠内湖ドライブ情報
旭川から幌加内町北部にある朱鞠内湖までは車で1時間とちょっと。
道中は自然豊かな幌加内町の雄大な景色が待ち受けています。
国道275号線を通って進めば、信号もほとんどなく交通量も多くないのでストレスフリーで走る事ができます。
自然を感じながらのんびりドライブできるのは本当に良いものですね。
道の駅 森と湖の里ほろかない
幌加内町の市街地から少し北へ進んだところにあるのが「道の駅 森と湖の里ほろかない」さんです。
旭川市と朱鞠内湖を結ぶラインの、おおよそ中間に位置していますので、行きも帰りも利用しやすく、休憩スポットとしても距離感を得るためのランドマークとしても非常に便利です。
1998年に登録された道の駅ですが、非常に清潔に保たれているので気持ちよく利用することができます。
また、同施設内にある「幌加内せいわ温泉ルオント」さんでは、温泉入浴を楽しむこともできます。
レストランも併設されていますので、地元産の幌加内そばを堪能することもできますよ。
施設情報
住所:北海道
雨竜郡幌加内町字政和第一
電話:0165-37-2070
営業時間:トイレは24時間利用可能
駐車場:あり
添牛内駅
道の駅を過ぎて、さらに北上していくと、交通の要所とも言える添牛内(そえうしない)地区に到着します。
そこには廃線になった旧JR深名線の「添牛内駅」が保存されています。
添牛内駅保存会の方々がコツコツとていねいに修繕を重ねて下さっていますので、今でもかつての面影を目にすることができます。
歴史的にも大変貴重な存在ですし、せっかく近くを通るワケですから、立ち寄って見てみるのも良いのではないでしょうか。
施設情報
住所:北海道 雨竜郡幌加内町字添牛内
森salon
旭川を出て1時間ちょっと、ようやく目的の朱鞠内地区へやってきました。
国道を北上していると、道路左手にかわいいイラストが描かれた倉庫が目に入ってきます。
そこが「森salon」さんです。
こちらは2024年5月にオープンした古民家を改装したカフェで、コーヒーやパンなどの販売も行っています。
店内には靴を脱いであがるスタイルで、写真でご覧いただける通りとてもおしゃれな雰囲気があります。
薪ストーブがとても良い味を出していて、落ち着きを感じれますね。
ランチメニューは上の写真の通り、グリーンカレー、カオマンガイ、あらびきハンバーグの3種類。
セットになっていますのでコーヒーなどの飲み物も選ぶことができます。
今回は「あらびきハンバーグ玉ねぎと和風オレンジソース」(税込1300円)を注文させて頂きました。
ライスかパンかを選べますが、お腹が減っていたのでライスをチョイス致しました。
セットになっている野菜もモリモリなところが嬉しいですね。
ハンバーグにはお肉の旨みが詰まっていて、外はカリッと焼き上がり、中はふんわりとして肉汁がジューシーに溢れてきます。
たまねぎとオレンジの特製ソースは甘味と酸味がほど良く感じられ、お肉の美味しさにとても合っています。
ボリュームもあり食べ応え的にも大満足ですね。
自家焙煎のコーヒーは香りも良く、食後にピッタリでした。
落ち着いたお店の雰囲気のおかげで、ゆったりとした気持ちになれました。
店舗情報
住所:北海道
雨竜郡幌加内町字朱鞠内
電話:0165-26-7280
営業時間:11:00~15:00
定休日:水曜日・日曜日
駐車場:あり
朱鞠内湖
先ほどの「森salon」さんのある場所から国道をそれて少し進むと、朱鞠内湖畔に到着します。
道は細くなりますが途中案内標識がありますので安心ですね。
朱鞠内湖はダムでできた人造湖としては日本最大の広さ(湛水面積)があり、北欧のフィヨルドのような地形と森とが融合した景色が素晴らしく、ちょっと日本ではない外国のような雰囲気すら感じられる、そんな特別さがあるんですよね。
朱鞠内湖はトラウトフィッシングが出来ることで釣り師の間ではとても有名で、幻の魚と呼ばれるイトウを含め多くの魚たちが生息しています。
道立公園に指定されている朱鞠内湖では、釣りをする際のルールが厳格に決まっていますので、釣りをする方は上の写真の左手にある漁協管理棟で受付を行ってから楽しむようにしましょう。
また、北海道内でもトップクラスの人気を誇るキャンプ場も併設されていますので、雄大な景色を楽しみながら過ごすのも良いのではないでしょうか。
もしも自然に抱かれた気持ちを味わいたくなったり、ゆったりとした時間を過ごしたくなった時は、こんな風に朱鞠内湖へ訪れてみてはいかがでしょうか。
展望台で折りたたみ式のチェアーに座りながらゆっくりと湖を眺める、というのも悪くありません。
釣りをしなくても、キャンプをしなくても、ここに来る価値はあると感じます。
この特別な雰囲気は他にはないものですので、是非足を運んでいただきたいですね。
湖情報
住所:北海道 雨竜郡幌加内町字朱鞠内湖畔
レークハウスしゅまりない
さて、そんな朱鞠内湖ですが人造湖である限りダムが存在します。
ダムが存在するということはダムカードが存在する、ということになります。
こちら朱鞠内湖畔ではダムカードを一気に3枚も入手することができる、そんな夢のような場所でもあるんですよね。
朱鞠内湖畔でのダムカード配布場所は①レークハウスしゅまりない②朱鞠内湖キャンプ場管理事務所③朱鞠内湖淡水漁業協同組合遊漁者管理棟の3箇所。
今回はコチラ「レークハウスしゅまりない」さんにお邪魔致しました。
入り口の扉には「TERAOKA」と書かれた自動ドアの表示が。
しかし扉には取手があり、その内側には釣り竿とトラウトさんが待機されています。
つまりこれは「TERAOKA」でも「NABCO」でもなく、「MASU」という自重式開閉扉ということなのでしょうか。
そんなことを感じつつ、とりあえず引き戸を開け中に入ってみました。
店内に入ると、入り口受付のところにダムカードが3種類用意されていました。
この雰囲気だとダムカードを集めている人って結構居るのかな?なんて思いつつ、でも私の周囲にはダムカードの存在を知らない人ばかりなので、この扱いにはちょっと驚きました。
お店の方に念のため貰って良いか確認させて頂き、各一枚づつ持ち帰らせて頂きました。
ちなみに「レークハウスしゅまりない」さんでは夏の間土日祝のみランチ営業をされていて、予約すれば宿泊も可能です。
頂いたダムカード情報によると、雨竜第1ダムも雨竜第2ダムも1938年着工1943年完成とありますので、結構歴史のあるダムだったんですね。
このダムの建設には旧国鉄深名線も利用されていたと思いますので、朱鞠内地区の歴史を考えるとなんだか奥深く感じてしまいますね。
ダム建設当時の朱鞠内地区は、きっと今よりも賑やかだったんだろうなぁと感じながら帰路につきました。
店舗情報
住所:北海道
雨竜郡幌加内町字朱鞠内
電話:0165-38-2029
ランチ営業時間:11:00~15:00
営業日:夏季 土曜日・日曜日・祝日
(平日は要予約)
駐車場:あり
あとがき
今回ご紹介したルートは広い幌加内町を縦に割るような格好での移動になります。
なにしろ自然が豊かなので動物の飛び出しなどには十分注意して運転して下さい。
また、給油ポイントがかなり限定的です。国道275号線からだと朱鞠内地区と添牛内地区から国道40号線方面へエスケープできますが、それでも距離はそこそこありますので、ドライブする際は燃料の残量には気を付けるようにしましょう。