「ステンレス水筒」のじつは危険な“NGお手入れ”3つ→「危ない…」「絶対やらない」
ステンレス水筒は長く愛用するためにも、つど洗って汚れを落とすことが大事です。しかし、洗い方を間違うと寿命が縮まるどころか、危険をともなう恐れも。ここでは、ステンレス水筒にやってはいけない「NGお手入れ」をご紹介します。
NGその1.酸素系漂白剤でお手入れ中にふたをしめる
ステンレス水筒にこびりついた茶渋や、蓄積した汚れによって起きる変色は、酸素系漂白剤で解決できます。
30~50℃のお湯を注ぎ、酸素系漂白剤を4gほど混ぜてつけ置きするだけ。ほぼ“ほったらかし”の簡単にお手入れで汚れをスッキリ落とせるのですが……。
つけ置き中に「ふたを閉める」のはNG行為。ふたをすると水筒内が密閉状態になり、内圧が上がって中せんやキャップが飛び出す可能性があります。
酸素系漂白剤で洗浄中は、ふたを閉めずに開けたままにしましょう。また、ボトルの外側には酸素系漂白剤が付着しないようご注意を。水筒をまるごとつけ置くのは避けてください。
NGその2.塩素系漂白剤を使う(キッチン泡ハイターは◯)
塩素系漂白剤は、サビにくいステンレス素材であっても使用しないでください。水筒内部に穴があいたりサビを発生させたりする恐れがあります。
基本的に“塩素系”の洗剤によるお手入れはNGですが、花王の「キッチン泡ハイター」「キッチンハイター」については使用可能。
キッチン泡ハイターは原液(泡状)のまま、キッチンハイター(液体)は希釈すれば問題ありません。ただし、使用量・つけ置き時間を必ず守りましょう。
NGその3.電子レンジ消毒する
ステンレス水筒は電子レンジに対応していない製品がほとんどです。そのため、電子レンジ消毒はできません。
電子レンジで加熱すると、金属部がスパークを引き起こし火災につながるリスクもあります。同様の理由で、食器乾燥機の使用もNGです。運転時の熱によって、ステンレス水筒が変形したり塗装が剥がれたりする可能性がありますので、絶対に避けてください。
正しい洗い方を確認しよう
ステンレス水筒を間違った方法で洗浄すると、寿命が縮むだけでなく事故を引き起こしかねません。
製品ごとの取扱説明書をしっかり確認して、適切な方法で洗いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア