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《2025年版》東京近郊の【無料潮干狩りスポット8選】 注意点やマナーも事前チェックしよう

TSURINEWS

潮干狩り(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

東京近郊には、無料で潮干狩りができる貴重な場所がいくつかあります。今回は8つの潮干狩り場スポットを紹介しつつ、守るべきルールや天然ならではの「採れないリスク」も解説します。

東京近辺無料の潮干狩りスポット

早速ですが東京近郊の、無料で潮干狩りができる8つのスポットを紹介していきます。

江戸川放水路

千葉県市川市にある江戸川放水路は、干潮時に広大な干潟が広がり、無料で潮干狩りが楽しめる人気のスポットです。アサリやホンビノス貝、マテ貝など、様々な種類の貝を狙うことができます。ただし、場所によっては牡蠣殻が多く散らばっており、怪我をする危険があるので丈夫な手袋や長靴などを用意しましょう。

また、泥質のポイントも多く、貝殻に泥の匂いが付着していることがあります。持ち帰った際は、貝殻をよく洗い、砂抜きは水をこまめに入れ替えながら少し長めに行うのがおすすめです。周辺には船宿の桟橋も多いので、立ち入り禁止区域や桟橋付近での採取は避け、マナーを守って楽しみましょう。

江戸川放水路(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

千葉ポートパーク

千葉県千葉市にある千葉ポートパーク内の人工海浜「ビーチプラザ」でも、無料で潮干狩りを楽しむことができます。ここではアサリやマテ貝・ホンビノス貝などが狙えます。

公園内にはシンボルのポートタワーがあり、展望室からは東京湾を一望できます。芝生広場やバーベキュー場もあるので、潮干狩りの後にピクニックやBBQを楽しむのもおすすめ。家族連れでのんびり過ごせるスポットです。

葛西臨海公園

東京都江戸川区にある葛西臨海公園の西なぎさでは、無料で潮干狩りが可能です。ここではアサリはあまり多く見られず、細長いマテ貝やシジミ、砂抜きなどの下処理に少し手間がかかるものの旨味の強いシオフキガイが主なターゲットとなります。運が良ければ、大型のハマグリが見つかることもあるポイントです。

公園は非常に広く、水族園や大観覧車、鳥類園など見どころがたくさんあります。潮干狩りは干潮の時間帯に限られるため、他の施設と組み合わせて一日中楽しむことができるのが魅力です。

お台場海浜公園

都会の景色を眺めながら潮干狩りができるユニークなスポットが、東京都のお台場海浜公園です。レインボーブリッジを望む砂浜で、気軽に楽しむことができます。

近年は夏の猛暑などの影響か、アサリはあまり見られなくなりましたが、比較的環境の変化に強いホンビノス貝が主なターゲットとなっています。周辺にはショッピングモールやエンターテイメント施設、科学館など、観光スポットが豊富にあります。もし貝があまり採れなかったとしても、お台場観光を楽しめるので、がっかりせずに済むのが嬉しいポイントです。

城南島海浜公園

東京都大田区にある城南島海浜公園の「つばさ浜」でも、無料で潮干狩りを行うことができます。ここではマテ貝やアサリなどが狙えますが、ここ数年は環境の変化により、貝の生育状況はあまり良くなく、厳しい状況が続いています。

この公園は羽田空港に離着陸する飛行機を間近で見られるスポットとしても人気があります。迫力ある飛行機の姿を楽しめるほか、オートキャンプ場やバーベキュー場も併設されており、釣りも楽しめるため、潮干狩り以外のアウトドアレジャーも満喫できる公園です。

東扇島東公園

川崎市にある東扇島東公園内の人工海浜「かわさきの浜」は、都心からもアクセスしやすく、無料で潮干狩りが楽しめる場所です。アサリやマテ貝などが自生していますが、城南島海浜公園と同様に、近年の猛暑などの影響で貝の数は少なめな状況が続いています。

しかし、この公園は釣りスポットとしても人気があり、シーバスやクロダイ、アジ、カサゴなど、東京湾奥ながら様々な魚種を狙うことができます。潮干狩りと釣りの両方を楽しむ計画を立てるのも良いかもしれません。広い芝生広場や展望台もあり、のんびりと過ごせます。

海の公園

神奈川県横浜市金沢区にある海の公園は、無料で潮干狩りができるスポットとして非常に人気があります。ここではアサリを中心に、マテ貝やシオフキガイ、アカニシ貝など、多様な種類の貝が生息しています。人気スポットゆえにシーズン中は大変混雑するのが特徴です。

公園内にはバーベキュー場もあり、近くには横浜・八景島シーパラダイスや多くの釣りスポットもあるため、潮干狩りと合わせて一日楽しむのもいいでしょう。

海の公園(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

大洗サンビーチ海水浴場

少し足を延ばして茨城県になりますが、大洗サンビーチ海水浴場でも無料で潮干狩りが楽しめます。ここで主に採れるのは高級なハマグリで、その他にもコタマガイやホッキガイ(ウバガイ)なども見つけることができます。

遠浅で広大な砂浜が特徴の海水浴場で、夏は多くの海水浴客で賑わいます。シャワー室、トイレ、自動販売機などの設備も整っています。ただし、外海に面しているため、日によっては波が高くなることもあります。天候や波の状況を確認し、安全に十分注意して楽しむようにしましょう。

大洗サンビーチ海水浴場(提供:TSURINEWSライター・のんらとる)

無料の潮干狩り場の注意点

無料の潮干狩りスポットの多くは、漁業権が設定されていないエリアや、公園など公共の場所です。しかし、自由に好き放題貝を採って良いわけではありません。各都道府県の漁業調整規則や、公園・施設のルールによって、採捕できる貝のサイズや量、使用できる道具に制限が設けられていることがほとんどです。

例えば千葉県では、アサリは殻長2.7cm以下は採捕禁止、使用できる熊手は柄の長さ50cm以下と定められており、ジョレンなどの専用漁具の使用も禁止されています。さらに公園などによって採捕制限などが定められている場合が多いので、必ず現地の看板なども確認し、ルールとマナーを守って楽しみましょう。

場所ごとのルールも必ず確認(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

貝を取る難易度は高め

無料スポットは、漁協などが管理する有料の潮干狩り場とは異なり、人の手が加えられていない天然の貝を自力で探すことになります。

そのため、貝の生息状況は天候や水質といった自然環境に大きく左右されやすく、その年や時期による変動が大きい点に注意が必要です。特にここ数年の東京湾は猛暑の影響で赤潮や青潮が各所で発生し、貝が大量死したり生育不良になったりしています。したがって、訪れるタイミングや場所によっては、残念ながらほとんど貝が採れない可能性もあります。 確実に貝を取りたいなら養殖の成貝を撒くなどしている、有料の潮干狩り場を利用するのも一つの手です。

また、ゴールデンウィークなど多くの人が訪れた直後は、採りやすい場所の貝が採り尽くされていることも多いです。GW明けなどは、他の人がまだ探していないような穴場を探すといった工夫も必要になるでしょう。

貝がたくさん取れるかは自然環境に左右される(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

<TSURINEWS編集部・渡辺>

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